
小学生と参加したロボット大会で経験した「世界標準」その後の2
子ども達が参加したロボット世界大会を経験してから、私自身の指導法も「世界標準」を考えるようになりました。
日本は持っている素晴らしい技術や製品をどうやって社会に活かすか、購入してもらうかのビジョンが少ないです。
2000年前後は環境問題に対して世界をリードした製品が多かったです。特に、グリーンエネルギーの太陽光、風力などの分野は日本企業がトップランナーでしたが、現在は。何がどう間違ってしまったのでしょうか。
現在もSDGs(持続可能な開発目標)を基準に考えた活動をしなければどこにも相手にしてもらえない時代になってきています。逆に言えば、SDGsがビジネスの中心になるわけで、例えばロボット技術でSDGsのどの課題にどう応えるのかという教育が子ども達には必要なはずです。
しかし、日本では、清く正しく美しくの清廉潔白な精神でSDGsをあがめる教育が中心です。
あるアメリカのロボット大会は、世界が直面している様々な課題を毎年子ども達に考えさせ、問題解決策を求めます。
また、国内大会の開催時によくある来賓挨拶で、「アメリカがどんな分野で世界をリードしているか」を誇示し、子ども達がそれに続くように鼓舞し、激を飛ばすのです。
日本はどうでしょうか?清く正しく美しくの精神を訴える政治家、役人、教育者のなんと多いことか。
世界を前にしたら、本音と建て前は「美徳」ではないのです。
子ども達世代が先々困惑する教育はやめたいものです。