#63 育休45週目
三社祭
縁というものは大事にしたいものだ。私自身は浅草に地縁も血縁もないのだが、妻と長男と次男は違う。彼らはこれからお祭り野郎として成長していくのかもしれない。私は父の転勤に伴い、様々な土地を転々としたので、こうしたものには強い憧れがある。
別に転勤族だった親を恨んでいるわけではないが、なんかこういうのいいな、という気持ちはずっと持っていた。どこに行っても余所者というか、何か嫌な思いをしたわけではないが、ふとした瞬間に「でも俺ここの人間じゃないしな」みたいな事を勝手に抱く子どもだった。
私はほぼ転勤のない会社に勤めているので、子どもたちに転校初日のコツとか、方言はこういうタイミングで使え、みたいな要らぬスキルを教えることはない。もしかしたら弟の子どもに伝える日が来るかもしれないが、それは弟の仕事なので、やっぱりない。もし聞きたい方がいれば、ご連絡を。
去年はずっと抱っこされながらなんとなくお菓子をもらうマンだった長男も、今年はしっかり山車も引かせてもらって、ちゃんと座ってお菓子も食べて、しみじみと成長を感じた。来年はどうなるか。同じ場所の同じ祭り、変らない営みの中で、彼はどういう姿を見せてくれるのか、楽しみだ。
次男と旅行
以前(#59 育休41週目)少し触れたが、0歳8カ月の次男と二人で、仙台一泊旅行である。妻と長男はお留守番。これは少し長くなるので、また次回。
余談
以前のおわび(#56 )の通り、本件は5月の出来事を8月に記している。