#14 育休08週目
リアルガチワンオペ
といったところだろうか。ギプスが取れてから、来るべき妻出産入院に備えてワンオペ訓練を行なってきた。自信満々で義母にも実母にも「全然大丈夫っすよ〜」などと、ヘルプをお断りしたことを後悔。なぜ素直になれなかったのか。イキってる場合はではなかった。
が、やるしかねぇよということで、頑張っている。何がしんどいって、文字通り1秒も目が離せない点。ワンオペ訓練中は妻がいたので、お皿洗って「ちょっと休憩するね」と数分ブレイクができていたが、それが全くできない。これ、世のおっかさんたちはどうやってるの?働きながらとか絶対無理でしょ。一緒にいる間全然気抜けないし、家事なんてほとんど進まんやん。
夕方。保育園迎え、公園で遊んで帰り、ご飯を食べさせ、食器を洗い、お風呂の用意をして、翌日の登園準備、少し遊んでお風呂、寝かし付け、一緒に寝て早朝叩き起こされ、朝ご飯、おもちゃで遊んで、保育園送り、帰ってきて食器を洗い、掃除洗濯、スーパーに買い物、夕飯の用意、え?もう迎えの時間やん?なんなん?俺いつ飯食うの?何?24時間常にアラートなブラック企業なの?
私から言えることは、それだけです。
真リアルガチワンオペ
事件は木曜に起こる。鳴る電話。嫌な予感。「ちょっとお熱が」との報。コロナ禍の昨今、これは極刑宣告に近い。解熱後24時間は登園禁止。つまりは「明日来ないでね」である。
いや、コロナ関係なく、あいつらすぐ熱出しますやん。で、速攻下がって、なんでもなく、バクバクご飯を食べる。しかしである。毎度お馴染みのチョイ熱ではなく、コロナ罹患であれば大変なことなので、とにかく熱が出たら、そういった処置となるのだ。こればかりはしょうがない。
そんなわけで、土日はなんとなく構えていたが、不意に金曜もリアル中のリアル、ワンオペ中のワンオペ、保育園も頼ることができない、1対1の24時間一本勝負、真リアルガチワンオペが発生。こうなった以上は、やるしかねぇよ!残念だったな!我々は上野動物園の年パスを所持している!!
朝からピクニック気分で上野に向かい、スッカスカの動物園を楽しんでやるぜ!と思ったのも束の間、修学旅行生がめっちゃいんの。あぁ俺もそういう時期あったぜ、なんか女子の前でかっこつけちゃうんだよな。そんな彼らを尻目に、気持ちデカい声で「すごいねー!ゾウさんだねー!」などと、わざと聞こえるよう模範的父親像を示す。少年少女よ、東京で育児に向き合う者がいたことを、記憶に留めてくれ。と、勝手に思っていた。なんかごめんね、うるさくて。そうでもしないと、おじさんしんどくてさ。
でも男子、変にかっこつけんなよな。それ全然意味ないどころか、逆効果だから!それ中2病の典型wwwみたいな闇台詞を恥ずかしげもなく吐くどこかの地方の少年に、私は心の中でエールを送り、彼の多幸を切に願うのであった。
土曜は水族館
夏場の動物園にはご用心。なんか強めの蚊がいる。用心して手足に虫除けをして行ったのに、あいつら首狙いやがんの。ふざけんなよ。といったことがあり、反省を踏まえて水族館へ。我々は水族館の年パスも当然持っている。
開園ドンの朝イチがおすすめ。土日でも人が少ないので、走り回れる。動物園も水族館も、走り回ったところで交通事故の危険がないので、とても安心。街中や公園では、やはり緊張感が違う。もし飛び出してしまったら、の心配の有無は、親の心労に直結する。だからこういった施設は本当に助かる。親がフルパワーでなければ、子も寂しくなるので、常に心身ともに健康である事を心がけたいものだ。
それでもこいつらは、すぐコケてすぐ怪我をする。ケセラセラ。
次週妻退院
妻と次男が家に帰ってくる!これは本当に楽しみ。だがこの時、あんなことが起こるなんて、我々は知る由もなかった。みたいなサブいナレーションを頭の中で流すのはやめ、純粋に楽しみにしたい。ワクワクである。
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