コロナ禍における埼玉県動物愛護行政について
◆細田善則委員
最後に、犬猫の殺処分、主要な施策の20ページでございます。
自民党の会派からの条例提案で愛護条例も改正され、また、法改正も段階的に実施されている中でございます。悪質な業者等々も指導していただきたいというふうに思っておりますが、保健所のコロナ対応の関係で、動物行政が手薄になってしまっているんじゃないかというふうな懸念がございますが、いかがでしょうか。
◎保健医療部長
今、委員から御指摘がございましたとおり、コロナの対応で、どうしても保健所の動物行政がいっとき手薄になったりとか、また、動物取扱業者の監視や指導に当てる時間がどうしても減ってしまうという部分がこれまであったのは事実でございます。
そのため、飼育の頭数が比較的多い大規模な施設の監視を重点化するとか、小規模施設の監視は感染縮小期に合わせて行うとか、そういったコロナの感染動向も踏まえて、これまでも監視のほうは柔軟に行ってきたところでございます。
また、動物取扱責任者への研修会につきましても、対面形式とオンデマンド形式のハイブリッドによって開催して、コロナ禍であっても効果的に行えるように、そういった工夫もしてまいりました。
現在は、保健所の体制も落ち着いてきておりまして、監視対象から取りこぼす事業者を出さないよう、計画的な監視、指導を行っているところでございます。