森へ移住しました。
2020 Covid-19ショック。
ホテル事業を営む私にとって、2020年は人生の大きな決断を求められた1年でした。
愛媛県松野町、人口3800人の県内で最も小さなまち。
さらにその奥深い超限界集落「目黒」。人口270人。
子供は数人。あとはおじいちゃん、おばあちゃんばかりのこの集落に移り住むきっかけとなったのが、「森の国ホテル再生プロジェクト」でした。
2018年7月7日。バケツをひっくり返したような大豪雨に見舞われた西日本。
この被害により、運営継続ができなくなった松野町町営「森の国ホテル」の再生を引き受けることになりました。
1年の歳月をかけて、ホテルリノベーションを行い、やっとの思いでOPENしたのが、2020年3月20日。
そしてその直後、4月7日に発令された緊急事態宣言。
その日、ホテルを休館することを決断しました。
予定外に急に時間ができたボクは、しばらくここに住んで、地元のおじいちゃん、おばあちゃんにこの土地の話を聞いたり、農家さんのお手伝いをすることにしました。
そうこうする内にあっと言う間に1年近く時間が経ち、年が明け、
今2021年1月を迎えています。
圧倒的な大自然の森に囲まれて1年暮らしてみて、
今、はっきりと言えること。
それは、
「人間らしく生きることの大切さ」
循環型で、
持続的で、
健康的で、
HAPPYで。
そんな暮らしをみんなできるはず。
そんな社会を創りたい。
これが、ボクの新たなミッションとなりました。
4月には妻や子供たちも一緒に移り住みます。
1番下の子は、英語づけの私立小学校から、全校生徒25人の地元小学校に転校します。笑
とにかく家族も生活が一変しますが、まずはボクら自身がロールモデルになって、withコロナ時代の生き方を創り出したいと考えています。
この素晴らしい "風の谷" に、再び息吹を吹き込むために。