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五十代主婦。突然漫才の台本を書くことに目覚めました。まだまだ面白いものは書けませんが、…

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五十代主婦。突然漫才の台本を書くことに目覚めました。まだまだ面白いものは書けませんが、のんびり更新中です。

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漫才の台本を書き始めた、平凡なきっかけ

今年一月から、noteに「漫才台本」と称し、登場人物二人の、短い会話劇を投稿するようになりました。 生まれて初めて「漫才台本」を書いたのが昨年の十二月、以来誰に頼まれたわけでもなく、自分の楽しみで続けてきましたが、二月余りで十本を立て続けに投稿したところで、少し息切れしてきました。 今回は、自身の備忘録をかねて、なぜ私が台本を書こうと思ったのか、どうしてそれをnoteに投稿するようになったのか、その理由について、少し書いてみたいと思います。 きっかけは、塙宣之さんのYo

    • ChatGPTと漫才台本を作ってみた。③

      AIに、漫才台本の生成は難しいが、アイデア出しは強そうだとわかったので、以下のように質問してみた。 なんとか笑えるアイデアを引き出したい。うまくいく保障はないが、漫才はいったんわきに置いて、コントでお願いしてみる。 チャットGPTの回答 数秒かからずに回答してくれた。アイデアとして悪くないと思う。 とはいえ、このアイデアを基に面白いコントを考えろといわれても、わたしには難しい。 アイデアとは、引出しのカギのようなものだ。わたしのお笑いの引き出しなど、空っぽに近い。カギ

      • 漫才台本「行きつけのスナック」

        想定:二十代男性コンビ A 外でお酒飲む機会、増えたよね。  B 俺も、最近よく飲み会に誘われるよ。 A 知り合いと飲むのもいいけど、一人でふらっと、初めての店に入ってみるのもいいかなと思って。 B 新しい店を開拓するのか。いいね。 A せっかくだから、ちょっとハードルが高い店に挑戦してみたいんだ。 B ハードルが高い店? 政治家が密談する高級料亭とか? A ハードル高すぎだろ。ふらっと入れるか。 B 確かに。まずは地元で地盤固めしないと。 A 政界出るつも

        • ChatGPTと漫才台本を作ってみた。②

          漫才の台本を書いてくださいとチャットGPTに頼んでみたら、予想に反し、関西人二人のハートフルな会話ができた。というのが前回の話である。 あまりにも期待外れの出来に、これなら自分のほうがましだと変な自信をつけたわたしは、AIの台本を無視し、「スナック初心者と常連客の会話」という当初の設定で台本を書き始めた。 チャットGPTが反面教師となり、創作意欲に弾みがついたのだから、思っていたのとは違う形であるものの、AIが役にたってくれたわけである。しかし、わたしのポテンシャルなどた

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        漫才の台本を書き始めた、平凡なきっかけ

          ChatGPTと漫才台本を作ってみた。

          最近何かと話題のチャットGPT。私も遅まきながら少し前に無料バージョンを導入してみた。専らわからないことを質問して教えてもらう「対話型の検索エンジン」として使っているのだが、文章の構成から論文作成、プログラミングまでなんでもこなすと噂に聞き、それなら漫才の台本など朝飯前(AIがご飯を食べるはさておき)だろうと試してみた。 もったいぶることでもないので結論から言うと、漫才台本らしきものはできた。だが、チャットGPTに丸投げしてできたわけではない。協力してもらったというのも微妙

          ChatGPTと漫才台本を作ってみた。

          誰もやらない変な習慣、まだ続いています。

          今年三月から始めた縄跳び、半年過ぎた今も毎日続けています。 以前記事を書いた頃は三分飛ぶのが限界でしたが、最近では調子がいいと、七分くらい飛べるようになりました。ダイエットの効果は実感できていませんが、とにかく、カレンダーにパンダのいない日を作りたくなくて、毎日飛び続けています。 「はんこは夫に押してもらう」というルールも変わっていません。わたしが縄跳びを始めると、夫はそばで「がんばれー」と励ましてくれたり、鼻歌でリズムをとってくれます。飛び終わると「よく頑張りました」と

          誰もやらない変な習慣、まだ続いています。

          ここ数年続いている、誰もやらない変な習慣その四

          三年くらい前から、毎週、NHKのバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」を欠かさず夫婦で見ています。 放送の翌日に、録画したものを見ています。お昼ご飯を食べながら見ることが多いです。わたしは、チコちゃんと岡村隆史さんが、仲良くスタジオに飛び込んでくるオープニングが好きで、あるとき、番組を見ながら「これ、チコちゃんと岡村さんが、ほんとに仲良さそうでいいな」と言ったら、夫が「じゃあうちもやってみよう」と、一緒に真似してくれることになりました。 動画を巻き戻して一時停止し、テレ

          ここ数年続いている、誰もやらない変な習慣その四

          ここ数年続いている、誰もやらない変な習慣その三

          先月の一日から、縄跳びを日課にしています。 ここ二、三年で、体脂肪率が驚くほど増えました。 原因はいろいろあります。夫が定年を迎え、三食一緒に食事をとるようになり、つられて沢山食べてしまうこと。コロナで外出を控えるようになり、長年続けている中高年向けのフィットネスをさぼったこと。そして、加齢で基礎代謝が減り、年々太りやすくなっていること。 中高年のダイエットに、食事制限はあまり効果がありません。少なくともわたしは、ご飯の量を減らせば、一時的に体重は減るものの、体脂肪率は

          ここ数年続いている、誰もやらない変な習慣その三

          ここ数年続いている、誰もやらない変な習慣その二

          四、五年前から、夫婦そろって続けている習慣があります。 それは、毎日夕食の時だけ、左手で箸を使うこと。 きっかけは、朝刊の読者投稿欄でした。投稿者は、高齢の女性だったと記憶しています。年を重ねるにつれ、体の衰えを実感することが増えた彼女は、怪我や病気で利き腕が使えなくなったときに備え、左手で箸を持つ練習を始めたそうです。 私は目からうろこが落ちる思いでした。確かに、左手でもお箸が使えたら、ものすごく便利じゃないか! なぜ今まで気づかなかったんだろう! その日の夕食の時

          ここ数年続いている、誰もやらない変な習慣その二

          ここ数年続いている、誰もやらない変な習慣

          二年前から、ツイッターで朝昼夜の三食、食べたものを写真に撮って、毎日ツイッターに投稿しています。 きっかけは、コロナ。覚えておいででしょうか。新型コロナウィルス感染症が、日本に上陸した年の春のことを。あの頃は、未知の感染症(今でも全てが明らかになったわけではありませんが)ということもあり、感染予防対策として、日常生活に今以上の厳しい制限がかけられていました。 テレビでは、毎日のように人気番組の再放送やダイジェスト版が放送され、SNSでは星野源さんの「うちで踊ろう」が話題に

          ここ数年続いている、誰もやらない変な習慣

          漫才台本「息子さんをわたしにください」

          想定:二十代女性コンビ A わたし、このままやと幸せな結婚ができそうにないねん。そやから、美容整形することにしたわ。 B いきなり重めの告白やな。整形したからって、幸せな結婚ができるとは限らへんで。 A いや、今すぐ手を打たへんと、取り返しがつかへんから。 B そこまで言うなら止めへんけど、どんな風になりたいん? 人気アイドルと同じ顔とか、高望みはやめときや。 A そうやな、芸能人で言ったら、菅田将暉かな。 B すだまさき? え、あんた菅田将暉になりたいん? 

          漫才台本「息子さんをわたしにください」

          漫才台本「口癖」

          想定:二十代男性コンビ A 俺、こう見えてカレーが大好きなんだ。 B へえ、カレー好きなんだ。 A 好きすぎて、週一でカレー食べてる。 B 好きすぎる人の頻度ではないけどな、週一は。 A で、俺、こう見えて、実家で犬飼ってるんだけど。 B へえ、犬飼ってるんだ。 A 最近、彼女が猫飼い始めちゃって。俺が犬好きなのに、なんで猫? って話。 B まあ、あるだろうね。猫派か犬派かで、もめること。 A で、俺、こう見えてスニーカー好きだから。欲しいの見るとすぐ買っち

          漫才台本「口癖」

          父が亡くなった夜に書いた、漫才の台本

          今年一月、三が日が明ける前に、実家の父が亡くなりました。 半年くらい前から、父は、肺炎と腸の疾患で入退院を繰り返していました。年末になって、肺炎が悪化し、食べ物が飲み込めなくなりました。栄養補給は、点滴のみです。医師からのはっきりした告知はありませんでしたが、父がもう長くないことは、家族の誰もが覚悟していました。 どんなに覚悟ができているつもりでも、人の死は予期せぬ時に訪れるものです。夜、いつも通りテレビを見ながら夕食を食べていると、実家の妹から、父が亡くなったと電話があ

          父が亡くなった夜に書いた、漫才の台本

          漫才台本「フリマアプリ」

          想定:二十代男性コンビ A 最近、気になってるドラマがあるんだけど。 B へえ、おまえ、ドラマとか見るんだ。 A 普段テレビ見ないんだけど、たまにつけると、いつも同じドラマの予告やってるから、気になって。 B どんな予告? A えっと、草彅剛と伊藤沙莉が、同じアパートに住んでて、たまにスマホで買い物するやつ。あと、タモリが管理人さんで、漫才の宮下草薙も、いい感じの役で出てる。 B それ、最初にドラマのタイトルみたいなやつ、出てこない? A あーあるね。確か「メル

          漫才台本「フリマアプリ」

          漫才台本「パワースポット」

          想定:二十代男女コンビ A 最近パワースポットに興味あるんだけど、行ったことある?  B 歴史のある神社や、お寺なら行ったことあるけど。 A 大きな滝とか、樹齢数百年の大木も、運気を上げるっていうよね。そういう、自然のパワースポット巡りをしてみたいなと思って。 B 俺は、あまりお勧めしないな。「触らぬ神にたたりなし」ってことわざもあるし。 A えー、そんなことわざある? B そこから説明いる? じゃあ、俺が由緒ある神社のご神木だとして、あなた、人生に疲れた気になっ

          漫才台本「パワースポット」

          漫才台本「独特の街グルメ」

          想定:四十代男性コンビ A 「孤独のグルメ」っていうドラマ、人気だよね。松重豊さん演じるビジネスマンが、仕事で立ち寄った街で、ひたすらうまそうに飯を食うっていう。 B 見てると、こっちまで腹が減ってきますね。でも実際、なんの情報もなしにふらっと入った店が、どこもうまいなんてこと、ありますかね。 A まあドラマだからね。ちょっとやってみようか。「あー、腹へったなあ。お、この店よさそうだな。中華料理店かな? 入ってみるか。」 B いらっしゃい。何にしましょう。 A ラー

          漫才台本「独特の街グルメ」