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目黒区の火事の観点から防火対策を考えた

つい先日目黒区の住宅地で建物10棟が燃える火災が発生した。
この火災を振り返ってみた。

火災現場(斜線部分)

火災現場を見てみると住宅が密集しており周辺は道路で囲まれているなどブロック分けされている。道路を隔てた建物は距離が離れていたので無事だった。
火災を免れたのは同じブロックでも道路側の比較的新しい建物だ。燃えてしまった建物は主に古い木造の建物だと思われる。

上記の点を踏まえ防火に関して何が有効か考えてみた。
①隣の建物と充分な距離をとる
②古い建物の解体、建替え
③防火林を植える
④防火壁を設ける
⑤有毒ガスが発生しない素材を使う(煙対策)

防火壁に小屋根をつけた「うだつ」
「うだつの街並み」防火壁により建物を火災から守っている(重要文化財地域)

古い建物の解体、建替えに自治体の補助金などあると有効ではないか。また、炎は上に向かって燃え上がるので、2階に防火壁がある「うだつの街並み」から先人の知恵に学ぶ事も必要だ。(現在も江戸時代からの木造建築の古い街並みが残っている。)
都会の住宅事情を考えると建物が密集してしまうのは仕方ないのかもしれないが、同じような被害が起こる可能性は高い。そして隣の家が火災になっても家は移動できず火が燃え移れば全て失ってしまう。
この火災をきっかけに防火対策を見直す事が必要ではないだろうか?


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