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「できない」病にかかっている。

今年は結構婚活だったり恋人づくりだったりをそれなりに頑張ったと思う。
こんな一文を書いていることからもすでにお察しの通りだが、頑張った成果は得られていない。

「将来一人でいたらなんとなくダメだろうなあ」ぐらいの、ぼんやりとした動機しかないし、心の奥のほうではあんまり恋人がほしいとかそういう気持ちではないことを薄々感じている。
それでも「自分を好きになってくれる人がいない」という事実を時々思い出しては、心がどんよりと重くなる。

自分にどこか欠陥があるんじゃないか。
普通の人とは違うんじゃないか。
ネガティブな考えが浮かんでは消えていく。

最近の自分は、かなり内にこもってしまっていると思う。
趣味も比較的インドアだし、家の中で済んでしまうことが多い。
一人で遊ぶのが大好きな自分にとっては、これといって不便を感じることはない。
ないけれども、人とのつながりがないというのは、ふとしたときにやっぱり寂しいな、と感じる。

飼っている猫が病気だから。体力がないから。外が暑い・寒いから。
人と繋がりたいと思っているくせに、適当な理由をつけながらそれを避けている自分もいる。結局、どうしたいのか。
「できない」が自分を支配して、がんじがらめにしている。

昔の自分は今よりももっとずっと他人を拒絶していた。
それに比べたら今の自分はかなり柔らかくなってきたほうだとは思うが、それでも昔の悪い癖が抜けなかったり、思いとは真逆の行動をとってしまったり、自分自身の癖に苦しめられることが多い。
ひとりでもがくには、少し深い沼だ。

安全な場所から、外に出るのは怖いことだ。
家の中にいればどんなリスクもないけれど、世界はとっても広いはずなのに、10畳そこらの部屋に閉じこもって悶々と考えているだけの人生でよいのだろうか。

指先一つで人との出会いを探していたけど、もっと自分の足で色んな人を見つけないといけないのかもしれない。

インターネットでいつでも誰とでも繋がれるようになったからこそ、浮き彫りになる孤独もあるのだと知った。
怖いけれど、もっと外の世界と繋がっていかないとな。

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