紫微斗数の四化④四化の働き方のタイプ
四化には、種類があります。生年四化と、飛星四化です。この二つは、働き方のタイプが違う、と言うとちょっとイメージ湧きますでしょうか。
生年四化は居住型。ずっと同じ星にくっついていて、その宮に寄り添い、一生離れません。命盤を見ると必ず載っているやつです。運勢は10年ごとに大きな節目があり、切り替わりを迎えるんですが、生年四化はずっとそこにいますので、新しい10年運(大限とか、大運と呼んでいます)に対しても、とても大きな影響を与えます。
あと、生年四化とは別に、占いたい目的に応じて四化を飛ばす、飛星四化というのがあります。一時滞在型というのは、こっちの飛星四化の方の事です。一時的な運勢、例えば、今年の運や、10年間の運勢、または、結婚や引っ越しをするのに良い時期を探りたい時などに、「四化を飛ばす」という作業をします。紫微斗数では「飛ばす」という言い方が通例ですが、一時的に各宮に派遣されて、そこで働くような、そんなイメージです。
四化はある一定の規則に従って飛ばしますが、飛ばされるルールは、四化表の通り。例えば、甲だったら、化禄は廉貞のところに飛んでいく。だから、ちょっと本気で紫微斗数の命盤を読み解いてみようって思ったなら、最低限、四化表だけは最初に暗記した方が良いです。しないと不便です。