紫微斗数の場合 紫微と太陽①
民話「北風と太陽」では、太陽が勝負に勝ちました。
紫微と太陽はどっちが強いって比べるのは変だけど、どっちが階級が上か?と言えば紫微の方らしいです。
紫微と太陽、太陽は紫微系の星にグルーピングされています。
紫微系の星は、全部で6個あり、命盤の中で
紫微→天機→▢→太陽→武曲→天同→▢→▢→廉貞
※▢の所は一つ空ける。
という並び順で、反時計回りに配置されます。(紫微が午なら天機は巳、辰はとばして卯が太陽、、といった具合です。)
で、一説によると、紫微が一番位が上で廉貞が一番下なのだそうです。
命宮に入っていたら、その人のキャラクターの要素として、紫微はプライド高めで、おもてなしされる風が大好き、廉貞だったら基本は桃花で、お仕事重要視するタイプだよな、、とか思ったりするけれど。
上とか下とか言うのは、昔、階級制度があった時代の考え方なんですかね。
自分は紫微が命宮にあるから偉いんだぞ~なんて、言わなくても思っていたら態度に出ちゃって、そういう意識の人は嫌われちゃいますよね。
キャラクターとして星の意味を考える時にちょっとだけ意識してみると結構当たっているかもしれません。
で、紫微と太陽の話。
星は前述の並び順で必ず配置されますから、この二つの星は同宮しないという事になります。
同宮するとお互いに影響しあったり、どっちが強く出るみたいなのがあったりもするけれど、この二つの星はそういうのは無いんですね。
どっちも人の上に立つイメージなところは似ていますが、結構違います。
紫微にはBとCしか付かない。紫微Bと紫微Cしかない。紫微Aと紫微Dは無いです。
BとCは精神的なもの。
Bは管理、統制、手段
Cは規則、思想の啓蒙
AとDは物質的なもの。
現実の王様は国を治めるためにお金や物資が必要ですけど、まあ、元々生まれつき物質的には恵まれているわけだし。
その人自身が考える人生のテーマ性として、精神性の部分を重んじるのかもしれません。それってなんか王様というより、お坊さんみたいだけど、、。
お金が欲しくない、興味ないというわけではないと思います。キレイな透明感あるものに惹かれるとか、仕事も汚れ仕事は嫌だったり、高級品が好きだったりするみたいです。
紫微は帝王。
良いところ:ふるまいが上品で、威厳もある。オーラがあって輝いている。統率力に優れ、周りから愛される。支持される。
良くないところ:自己中で、自分の意見を周囲に押し付ける。外の世界に指令を出したがるが、内心孤独。孤高の人。
どっちになるのか?
それは、どんな星と加会しているかによって、変わってくるものなんですね。
帝王も周りの影響を受ける。助けてくれる人たちがどんなタイプなのか、という事ですね。正しい助言をくれる人を近くにおかないと、最も妥当な判断を下し、帝王としてのあるべき姿を周囲に示す事はできない。
はだかの王さまになってしまう危険性があります。
②に続く
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