化禄考
化禄について少し考えてみたいと思います。
化禄はご存知の通り吉星です。生年化禄は、みんなひとつずつ命盤の中に持っていて、それがある宮は良い宮という事になっています。
向かい側の対宮も良いです。化禄に照らされる、という言い方をしたりします。例えば、遷移宮に化禄があると、命宮が照らされるから、照命宮と言います。
化禄は嬉しい星です。これがないと何をもってして良いと判断するのか困っちゃう。
でも、いつもいつも嬉しいわけではないというか、自分の思い通りに物事が展開するわけではない、というのが正しいかも。
期待してたのに違ったわ、みたいな感じは非常にありがちですね。
自分の想像通りにならないと良かったと受け止められないのかも。
決して悪い結果になっているわけではないのですが。
あと、物事が発展するきっかけになるというのがありますね。
何かが起きる起爆剤になるという事です。
停滞していた何かが、活性化する。
そんな役割もあるようです。
一言で「良い」、と言っても色んな作用がありますね。
また、化禄以外にも言える事なんですが、重なると力を増します。
一個ぽつんとあるだけより、助けてくれる他の星と一緒だとさらに力を増す。これは重要な事です。
なぜかと言うと、化禄は80%と言われていますから。
でも、他から手助けしてもらう事によって100%になるのでしょう。
これは非常に大きいですね。
相乗効果というものが大切なようです。
ただ、そこは努力では変えられないのが、悩ましいところですね。