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『私の死体を探してください。』の発売日後、まだ大量に在庫はあったのに即座に新しい名刺を作った理由。

創作大賞2023受賞のご連絡をいただいて、授賞式に向かう前、私はおおげさかな? と思いつつも、筆名の名刺を作りました。私はそれまでは筆名の名刺が必要に迫られていなかったので初めて名刺を作ったんです。

色々迷いながら、必要最低限の情報だけを入れたんです。
メールアドレスや電話番号、Twitterアカウントなどです。
小説家と書くかをかなり迷って、入れませんでした。

授賞式ではお話ができた受賞者のみなさまも名刺を作られていたので、交換しました。

その時は特に何も思わなかったのです。みなさま私と同じような情報量の名刺でした。何も違和感もなくとにかく交換できて嬉しかったのです。

ところが、目からうろこの出来事が起こります。
以前から気になっていたけれど、遠方だしなかなかいけないと思っていた、小説家の佐藤青南さんが主宰されている「本にかかわる人の交流会」


こちらが『私の死体を探してください。』の発売日にちょうど横浜で行われるということだったので、思い切って行くことにしたのです。

「本にかかわる人の交流会」とその名の通り本にかかわる人であればだれでも参加できる会ですので、小説を書く人だけでなく、版元の関係者や、書店員さま、そして図書館関係者さま、いろんな方がお越しになられており、とても刺激的で楽しい会だったのですが、そこで色んな方と名刺を交換したのですが……。

数人の方と交換して気づきました。皆様名刺を交換すると、表をほどほどに確認して、必ず裏返すんです。

そうなんです。もう商業で活躍されている方は必ず裏に受賞歴や、既刊の作品名を入れておられるんです。

そして、色んな方たちがいる場では筆名だけでは私が何をしている人間なのか分からないという重大な事実に気づいてしまいました。

私の名刺の裏は……。真っ白……。

あああああ。私にだって既刊はあるし、受賞歴だって三つもあるのに……。
なにやっとるんや私(悲鳴)

そういうわけで、私は、帰ってからすぐさまCANVAに向かい新しい名刺を作りました。

小説家 星月渉 と入れました。裏はある方のとても素敵な名刺を参考にさせていただきました。もうこれで何をしているか分からないなんてことはないはずです。

私には『三毛猫カフェ トリコロール』でデビューしてからも小説家と言ってもいいのかな? というなんだか遠慮してしまう気持ちがあったのですが、もう、「小説家」と名乗ることにしようと決意できました。

「本にかかわる人の交流会」は定期的に行われていますので、気になる方は
Twitter(X)をチェックするのをおすすめいたします。次回は11/20(水)横浜です。まだ締め切られていないようなので気になる方はぜひ。

そして佐藤青南さんのnoteヤバタゲは超絶におすすめですのでこちらもぜひ


ーー少しのことにも、先達はあらまほしき事なり  
                   『徒然草』「仁和寺にある法師」

兼好法師で締めようと思います。「本にかかわる人の交流会」でお会いできた皆様に感謝をこめて! またそのうち参加いたします!

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