いつか出会うコーヒーを夢見て
どうぶつの森というゲームに、喫茶店がある。そこで主人公は200ベルと引き換えにコーヒーを飲むのだが、コメントが凝っていて面白い。
というか、私もそんな喫茶店に行ってみたい。「フルーティーな酸味がバッチリなのだぁ~~~!」とか言ってみたい。
私のコーヒーの飲み方は、味わうとは無縁だ。ほぼ栄養ドリンクのように、目を覚ますだけのために飲んでいる。マグカップに注いで、一気に飲み干す。それが一番目が覚めるのだ。缶コーヒーやチルドカップも然り。唯一ちょっとずつ飲むのは、500mlコーヒーだけだ。
だが、缶コーヒーをちびちび飲むのはトラウマがあった。
16歳の寒い冬の日、飲んだ缶コーヒーを暖房の付いていない部屋に置き、用事をしに出た。2時間後、帰ってきてそのコーヒーを飲んだ。
あまりおいしくないのは当然だったけれど、なにより、
お腹が爆発するかと思った。
すごい腹痛。
この後は映画を見に行く予定だったのだけれど、スクリーンに2時間座ってられない。
結果、あらゆる意味で泣きながら予定をキャンセルし、寝込むこととなった。
それ以来、ボトル以外のコーヒーは一気に飲むようになった。完全にトラウマである。
これを読んでいる方は、コーヒーは適切に飲み、健康なお腹を保って欲しい。
でも、喫茶店のコーヒーをちびちび飲むのは憧れる。基本的にせっかちなもので、大抵のものはガーッと飲まないと気が済まない。会話も苦手なので、気まずい間に飲み干してしまう。
いつか、ハトの巣みたいな喫茶店と、そのコーヒーに会えるだろうか。