予測できない、思い出の価値
小さい頃遊んでいたゲームの攻略本が、ネットで高価に出回っていた。
「あの時とっておけばよかった……」とフクザツな気持ちになる。もちろん売るためではない。あの時自分が大切にしていたものに高値が付くとき、その「大事な気持ち」が他者にも認められた気分になる。高値がつくのはとても嬉しい。
でも、もんすたあ★レース2の攻略本は、古い家のどこかに行ってしまった。8歳の自分は「いつでも買えるよね!」とキュートな思い違いをしていた。その本、もう手に入らないんだよ、と未来からアドバイス