時空間とカラースプレー (自動筆記/速度5)
桃が食べたい。桃の皮にすりすりしたいしたい。感覚的世界の諸芸術についての話をしよう。それは水だったり森だったりあるいは色彩的な何かだったりする。大抵は輪郭がなくて時空間に溶ける滲みのようなものだ。そう。私たちはそれを求めている。いつか人はなくなる。人が人である、ひとつのまとまりであるのは最初だけでそれは時間の経過とともにバラバラになっていく。時間が単性の直線軸であるのに対して精神は複数性のものになって座標状にバラバラに配置されていく。本来なら時間も点在であるべきだ。直線が嫌い