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「ダスカロスの教え」と「東洋医学」を融合させる試み(1)


はじめに

この ↓ をみて以来、「東洋医学」のことが気になり始めました。

で、たまたま目にした経絡ヨガのレッスンを受けてみたところ、「教える側」のひとが “” を正確に感じとれてないかも?、、、と気づいたのです。確かに、“経絡” や “経穴”(ツボ)を刺激すると “” の流れや強さが変化しますが、刺激が不適切だとネガティブに働くことがあります、、、それが原因で、ヨーガで体を壊すひとが多いのではないでしょうか?

というわけで、現段階における Noel の課題が「心身のエネルギー状態を正確に把握する」「適切な場所に適切な量のエネルギーを流す」ことだとわかりました。そして、「ダスカロスの教え」と「東洋医学」を融合させることで実践的な学びが可能になると確信したので、学びの過程をシェアすることにしました (*^^)v

皆さまのお役に立てれば幸いデス♬

“気” = “エーテル・バイタリティー”

人間は、“聖霊”(超意識)からの贈り物である “エーテルバイタリティー” を使って、“ロゴス”(自己意識)的に活動しています。“エーテルバイタリティー” は特定の振動数を持って働く マインド・エネルギーのことで、サイキカル・ヒーリングを行うには、肉体サイキカル体 とそれらの エーテルダブル、そしてエーテルバイタリティーの扱いに熟練する必要があります。

「ダスカロスの教え」における “エーテルバイタリティー” は、「東洋医学」における “” とほぼ同一のものです。

東洋医学」と「ダスカロスの教え」は異なっているようにみえて、根本は同じと考えています。ただ、「東洋医学」には  サイキカル体(感情体)やノエティカル体(思考体)などの概念がありません。主に肉体肉体のエーテルダブルにある “不調和を調和させる” ことに重点が置かれていて、意識の成長 や輪廻からの解放神との一体化 などは表立ったテーマにはなっていません……が、「天人合一」(天人相応) という観点を有しています。

東洋医学」における「天人合一」とは、大宇宙(自然現象)と小宇宙(人体)が相互に呼応し、切り離せない関係にあることを示した思想で、人間を自然の一部と捉え、心身と自然界の気候風土との調和を重んじる考えを “整体観”(せいたいかん)と呼んでいます。そして、「天地人三才思想」は、天の陽気地の陰気が調和することで、人の気が生成されるとする考えです。それは、人体において体幹を上焦中焦下焦に分けることなどに適用されています。

「東洋医学」の根幹は「気の思想」にある

気の思想」とは、宇宙の生成から生命現象に至るまで、すべての根底に「」をおいて理解・解釈しようとする思想のことです。最も根源的に存在するものを考える学問を存在論といいますが、東洋哲学における存在論に相当するのが気の思想です。

古代の中国では、を根底に置いた空間的・時間的な事象によって天地万物を解釈しました。『淮南子』天文訓や『列子』天瑞篇などには下記のような内容の記載があります。

「はじめに形もなく、混沌とした広がりがあるだけの宇宙の始まり(太極太易)があり、混沌とした広がりの中に「」が生じた(太初)。が分化して、清軽な気重濁な気になって陰陽が始まる。清軽な気は上がってとなり、重濁な気は下ってとなり、天地が始まる。天地陰陽の二気から四季が生じ、それによってを含めた万物が始まった。」

有馬義貴 著「東洋医学領域の教科書1」3ページ
太字化はNoelが実施

1つの円”(点)としての “太極”(無極)は、分離のない “ワンネス” を示しています。そこから “” が生じ(太初)、それが分化して “陰陽” が始まる……という世界観も、「ダスカロスの教え」における非分離の次元(コーザル・ステート、ノエティック・ステート)から生じた 分離の次元(物質界、サイキカル界、ノエティカル界)の “二元性” の法則に合致します。分離の次元は、すべてを相対的な現象として認識する世界なのです。

陰陽学説

陰陽学説” は以下のように説明されています。

陰陽とは自然界ならびに人間界の事象にある2つの相互に依存あるいは対立する属性を代表する認識工具(認識するための道具・変数)のことです。他者と比較した結果で属性が分かれる相対比較の概念です。

陰陽学説の世界観では「すべての本質にあり、すべての事象陰陽二気の対立と統一によるものである」と考えます。そして、宇宙におけるすべての事象は「の相互対立と統一から起こり、矛盾した運動が宇宙間の一切の事物に内在する固有の性質である」と認識します。

生命に対する陰陽の認識に関して『素問』陰陽応象大論に下記の記載があります。

陰陽とは天地間における自然法則である。万物の相互関係を規約するものであり、変化の因果関係を生じる母体であり、生命ある者を発生させ、死殺せしめる一ばであり、生命の根元(物質世界の無窮の変化)が宿っているでもある。それゆえ病を治すにあたっては必ずその大本である陰陽を認識することが最も大切なことである。」

有馬義貴 著「東洋医学領域の教科書1」8ページ
太字化はNoelが実施

陰陽” には5つの法則があります。

1、陰陽消長と平衡:陰陽の量が増減しながらバランスを保つ
2、陰陽可分:すべての事象は陰陽に分けられ、それがさらに分けられる
3、陰陽対立と制約:陰陽は対立し、互いに制約しあう
4、陰陽依存互根):陰陽は互いに依存しあっていて、同じ根源を持つ
5、陰陽転化:極点に達すると相反する性質に転化する

” にも “” にも偏らないバランス(平衡)を導くことで病を癒やす「東洋医学」は、人間を極端へ走らせて苦しめる エゴイズム を “非活性化” させる「ダスカロスの教え」と同じものといえます。

東洋医学」は主に肉体とそのエーテル・ダブルにアプローチして病を癒し、「ダスカロスの教え」は主にサイキカル体(感情)とノエティカル体(思考)とそれらのエーテル・ダブルにアプローチして病を癒すのです。

つづく