霊的生活上の真の師

画像1 シュタイナー著『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』より引用 「霊的生活上の真の師はすべて、たとえそれらの規則を同一の言葉で表現してはいなくても、その内容に関して常に一致した立場に立っている。内容に相違があるとしても、その相違は表面的なものにすぎず、本質的ではない。したがって相違の原因となりうる諸事実については今ここで触れようとは思わない。」
画像2 「霊的生活上のいかなる師もこの諸規則を通して他人を支配しようとは望んでいない。どのような人の独立性をも侵そうとはしない。なぜなら神秘学者は他の誰よりも人間の独立性を尊重し守護しようとするからである。すでに前章で述べたように、すべての導師を結ぶきずなは霊的なものであり、二つの当然の原則がこの結合帯の留め金となっていた。」
画像3 「今もし導師が堅固な壁に守られたその霊域から出て、公衆の面前に立つとすれば、ただちに彼は第三の原則 ──「自分の行為や発言がどんな人の自由なる決意にも干渉しないように配慮せよ」に従った態度を求められる。 霊的生活上の真の師はまったくこの基本精神に貫かれている。このことを洞察する人は、自分が師から要求された実践的規則に従っても、自分の独立した立場が侵されたりはしない、ということを理解するであろう。」