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【ダスカロスの教えに学ぶ18】生命、ロゴス、聖霊/ヤコブの梯子(「真理の言葉」第9章より)

すでに取り上げた「真理の言葉」第9章 ↓ のうち、未消化のテーマについて今回は考察する。

もし生命が何であるかと尋ねられたら、誰でも「生命が何であるか知っているよ」と直ぐに答えることでしょう。しかし、あなたは生命が何であるか本当に知っているのでしょうか? もし生命が何であるかを知っているのであれば、あなたは  が何であるかを知っていることになります! では、もう一度質問します。「生命とは何でしょうか?」 答えは「生命とは理解不能な永遠の存在」となります。それは 永遠の存在であると同時に一時的な存在 でもあり、二つの異なった状態を示しています。永遠の存在とは、始めも終わりもなく 永遠の今 にある永遠不変な状態を示しています。永遠不変性の中では、常に「」しかありません。私たちは永遠の今を理解しなくてはなりません。

「真理の言葉」127ページ、一部の太字化はNoelが実施

分離の次元(3~5次元)にあるのは生命現象(生命形態)で、生命現象を生じさせるものが生命であり、それをわたし達は (絶対無限の永遠の存在)と呼ぶ。そして、あらゆる生命現象の中に絶対的知性というべき秩序神聖なる原理)と 意志の喜び(波動)が含まれていて、それを「父と子と聖霊」……つまり、「絶対無限の存在ロゴス聖霊」の三位一体として捉えることができる。

エッセネ派アラーハ(Alaha)と呼ぶ。
Alは絶対無限の存在、Laはロゴス、Haは聖霊(意志の喜び)を意味する。

全なる知、全なる愛、全なる力 を有する 聖なる大天使たち は、神聖なる計画 に従ってあらゆる形態を創造するのと同時に、それぞれの形態が持つべき 実現性の循環 と生命現象を創造している。

実現性の循環(Circle of Possibilities)とは、以下のようなものである。

一時的な存在はその形態に、「実現性の循環」として知られる原理を内包している。この原理は「全なる智恵」の具現化であり、すべての生命現象という表現を正確に描く。あらゆる形態は、種から木へと、あるいは子供から大人へと絶えず成長を重ねる。生命は必ず動き、変化し、そうした循環の中でさまざまな経験を得る。一つひとつの生命現象は違っても、その本質に変わりはない。永遠の今 において、形態には「実現性の循環」が備わっている。どのような形態であれ、この 原理 から逃れることはできない。つまり、人間は常に人間として転生するのであって、一つの形態が別の形態に転生することはあり得ない

「真理の言葉」327ページ、一部の太字化はNoelが実施

人間の “実現性の循環” は、物質界を去った後(肉体の死後)も サイキカル界 → ノエティカル界 → ノエティック界 へと続いてゆき、そこから再び物質界へ転生するサイクルを、テオーシス に至るまで繰り返してゆく。が、その “実現性の循環” にはあらゆる「個別の出来事」を可能にする “蓋然性の循環”(Circle of Porobabilities)が同時に備わっており、それによって「個々の人間の経験」(永遠の原子 が保有する記録)に、無数のヴァリエーションがつくり出されるのだ。

では、生命現象の原因である絶対無限の存在ロゴス聖霊とは何であろう? 絶対無限の存在については下記で書いた。

ロゴス聖霊は こちらの記事で触れたが ……いまひとつ判然としないところがあるので、ダスカロスの解説を追記しておく。

良い サイキカル・ヒーラー は、単なる想像や幻想ではなく、視覚化を使うことにより聖霊の呼吸である形態のない マインド超素材 から、好きな形態を何でも創り出すことができるのです。しかし私たちはまだ “そのような方法” で何も得ることができないことを理解しておくべきでしょう。

私たちはすべてを聖霊から得ているのです。ではロゴスの役割は何でしょうか? もし私たちがそれを 自己意識 的に行っていれば、ロゴスから得ています。私たちはレッスンの中で、ロゴスの特質は自己意識であり、聖霊の特質は意識であることを学んでいます。言い換えると、聖霊の行っている働きは、肉体上で “” として、サイキカル体上でも “” として、ノエティカル体上でも “” として行われています。一方、ロゴスはそれぞれの体を使うための私たちの “自己意識” を育てているのです。私たちは聖霊超自己意識にある高次のレベルまで自己意識を統治していかなければなりません。

「真理の言葉」123ページ

ロゴス聖霊絶対無限の永遠の存在性であり、彼らの「意志の喜び」を顕すためにマインドを使い、彼らの全なる智恵全能性を用いて宇宙を創造する。ゆえに、すべての階級にある聖なる大天使たちや他の神聖なる存在たちは、ロゴス性聖霊性の両方を備えている。

マインド放射により創造される生きた超素材であり、これにより神聖なる存在たちが創造される。その本質は生命に仕えることだが、それ自体は生命ではない。しかし、マインドには、創造主たち全なる智恵全能性が含まれている。

ロゴス聖霊としての絶対無限の永遠の存在性は、彼らの特性の1つである超意識を使って、あらゆる生きものにそれぞれの生命を与え、一種の本能的認識力によって彼らを支援している。彼らは 人間のパーソナリティー自己意識性を与えている。また、人間のパーソナリティーにある狭量で哀れであり、かつ「時間と場所-空間」に制約された自己意識を成長させる目的で使うようマインド超素材を人間に与えている。

人類は自身の “小さな自己” を「内なる実在」、すなわち自身の真実の自己である「エゴ としての自己」の次元まで成長させていくよう運命付けられている。

絶対無限の永遠の存在は、マインド超素材を使って、全なる智恵全能性を表すことでご自身神聖なる自己を顕在化している。このように全宇宙におけるご自身の創造性をもって、この最も顕著で明白であり、かつ最も理解しやすい方法で人間の英知に向け示し証明している。

マインドは形態のない超素材として、素材として、エーテル・エネルギーとして、また波動の粗い物質として、ロゴス聖霊が持つ創造性の意志に従っている。同時に、聖なる大天使たちの命令と権威の下に置かれている。大天使たち絶対無限の永遠の存在多重性 にある 超知性 を備えた永遠の存在であり、一時的に存在するすべての生き物を創造し、生命力と活力を供給している。

「シンボル・オブ・ライフ」22‐23ページ
一部の太字化はNoelが実施

んー、わかるような、わからないような、、、聖なる三位一体の理解はかなり難しい、、、とりあえず、知識として頭に仕舞い込むため、顕われ(表現)としてのロゴス聖霊の性質(相対的真理)を大まかに仕分けてみた。

ロゴスロゴス性 = “超自己意識、生命現象にみられる普遍的な秩序神聖なる法則)、 法則であり原因であるところのモーション(はじまり)、汎宇宙的な男性的創造性(Pan-universal masculinity creativeness)、神の子イエスキリスト、シンボル・オブ・ライフにおける右の柱

聖霊聖霊性 = 非人格的超意識、生命現象にみられるキネーシス(動き)と形態(体)、エーテルバイタリティー、汎宇宙的な女性的創造性(Pan-universal femininity creativeness)、聖母マリア、シンボル・オブ・ライフにおける左の柱

↑ 間違ってるかもしれないので、信用しないでください、、、(;^_^A

とっつき難くて難易度高めですが、「ダスカロスの教え」(真理探究のためのシステム)は、エゴイズム地獄から抜け出す方法 ↓ を教えてくれるので、学んで損はない。

1、観察集中瞑想視覚化のスキルを磨くことが必要。

2、生命とは? 生命、すなわち永遠の命なのです。そして、私たちは生命であり、なのです。

3、私たちは肉体ではありません。感情でもなく、思考でもありません。

4、自分の感情思考をマスターしなくてはなりません。すなわち、ネガティブなエレメンタル(欲望-思考型)を非活性化し、その空いた場所を善いエレメンタル(思考-欲望型)で充当すること。

5、自分の個人的なエゴイズムを追放し、かわりに愛を行使しなさい。それは、すべての人類のための無条件の愛 でなくてはなりません。そうすれば、あなたの「現在のパーソナリティー」は、ゆっくりと「永遠のパーソナリティー」へ近づいていくでしょう。

6、パーソナリティーとしての自己に注意を向けなさい。同時に、「魂としての自己」にも意識を向けなさい。自分自身の意識を「自己認識」へ成長させ、それを活かしなさい。単に マインド を思考として使うだけでは、真理に導かれないでしょう。私たちは真理と共に生き、経験しなくてはなりません。

7、あらゆる人間はそれぞれの真の「内なる自己」を見出すために、それぞれにとって最善の道があります。自分自身を自分の守護大天使聖霊導きに従えるようにしなさい。キリストは「わたしは道であり真理であり命である」と述べています(Noel註:ヨハネ福音書14章6節)。

「真理の言葉」第9章、146‐147ページ

これらを実践してゆけば、着実に ヤコブの梯子(意識進化の梯子)を登ってゆけるだろう。

【意識の7段階】

第1段階:感受性(鉱物)
第2段階:感覚(植物)
第3段階:本能(動物)
第4段階:潜在意識(人間)
第5段階:自己意識(目覚めつつある人間)
第6段階:“自己意識(目覚めた人間)
第7段階:“超自己意識大天使的人間

ウィリアム・ブレイク 作「ヤコブの梯子」

「一般的な意識レベル」は第4段階の 潜在意識 、、、そこを今世のうちに頑張って底上げし、来世は 第5段階の 自己意識 ~ 第6段階の “自己意識 で転生したい。

願いは必ず叶う。

いつかどこかで必ずエレメンタルは目的を果たす……なので、「他者、物的なもの、外側の環境などが与えてくれる一時的満足感は追い求めず、じぶんの内側にある永遠の天国に住む」……と、はっきり宣言しておきたい。

心をつくしてに信頼せよ、自分の知識にたよってはならない。すべての道でを認めよ、そうすれば、はあなたの道をまっすぐにされる。

旧約聖書 箴言3章 5‐6

正しい思考(「人-天使」)に、生命力(エーテル・バイタリティー)を注がなくてはいけないのだ。