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雨の日に 宮澤賢治を想うそういうもので わたしはありたい

雨つづき
自家用車を持たず
自転車移動を主とし
街まで ほど遠い住処に暮らしていると
自ずと晴耕雨読よりの
過ごし方 動き方になってくる

天気のよい日に 布団を干し 草を刈り
自転車で街へ出かけ 夕陽を仰ぎ
一方 雨の日は 1日中 うちの中で
過ごすことが ほとんどになる

それでも あまりにも長く
雨が降りつづくことあれば
カッパを羽織り 自転車で峠を越えて
新しく出来た 街のカフェにでもと
野外へと飛び出す

強まる雨足に車輪をとめて
木陰で雨宿りしながら
雨にも負けずと 書き残した
かの宮澤賢治とは ウラハラに            カフェより遠くない コンビニまでで   まあ  よしとするかと
雨にも負けて 諦める
そういう わたしである

雨にも負けず
東西南北 駆け回ることは
出来ないかもしれないけれど
つながりあう 誰か
まだ出会わぬ 誰かに
おもい寄せて
素直に 誠実に 自分自身の道を
歩み 生きることで
自ずと あらわれてくる
存在の詩の響きが
つながりあう すべての いのちに
安らぎと 祝福を
与えることが 出来る
そういうもので わたしはありたい


雨ニモマケズ/宮澤賢治

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ䕃ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

※ 一日に四合の玄米って
賢治の頃の日本人って
お米 たくさん食べてたんですね。

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