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研究所所長の野外(?)活動

ツイッターのフォロワーさんも少しずつ増えて、いろいろな方とお話する機会もおのずと多くなってきた。
新しい知識、刺激、繋がり。そういったものが生まれて行くのをとても嬉しく、そして楽しく思いながら師走の忙しい本業をなんとか駆け抜けている。
創作活動が無ければわたしは早々に病んで人生リタイアしていたに違いない。

最近noteで記事を読んでくれる方もいたりするので、今回は少しだけ、わたし自身の個人的な活動についてお話しようと思う。

2019年10月12日。
台風19号が日本全国に甚大な被害をもたらした記憶は皆さまの中にも多かれ少なかれあると思う。
わたしの住んでいる県は普段から大きな地震や台風などの被害も少なく、割と平穏な土地だと思っている。
しかし、2019年にいらっしゃった19号さんのお陰で、わたしの職場は見事に被災し周辺は被災地となり、勤めている弊社はトラック全台が運転席の上まで1メートルほど浸水という被害に見舞われた。
汚泥の撤去作業と修繕作業で会社の業務は実質停止状態。
1~2カ月は泥と、浸水による被害でダメになった会社の資材たちの片付けのみの業務を行っていたと思う。
そこからさらに役所の手続き罹災証明、車の修理入れ替えエトセトラ……
絶望的な中で感じたのが「実際に被災した人にしかこの大変さはわからない」ということと、「ニュースであるような日本○○○だとかユ○○○だとかの大きな組織によって募金活動で集められたお金は末端の中小零細企業並びに一般家庭には一銭も恩恵が入らない」という事実だ。
そのためわたしは、毎年被災した地区に対して楽天のふるさと納税で返礼品のない寄附納税を行っている。食べ物などの返礼品は食べきれないのでという理由も一つではあるが、被災した市ごとに罹災時の補助金などの取り決めが色々複雑に異なるので、少しでも義援金に回していただければという思いだ。
なにせ、すごい大変だったので。
もう二度と汚泥の撤去作業はしたくない。もう二度としたくない。
大切なことなので2回言う。すごい大変だったので。
ふるさと納税は確定申告で寄付金控除にも充てられるので、税金を減らしたいなという人にはぜひ納税をお勧めする。
勿論、寄付金だけでなく地場産の特産品など返礼品のあるふるさと納税もおススメだ。その土地の、そこで働く人から商品を買うことで直接支援ができる。個人的には楽天市場が行っているふるさと納税がおススメだ。楽天ポイントでも納税が出来る。

https://event.rakuten.co.jp/furusato/?l-id=search_keycon_furusato

研究所の活動のもうひとつ。
わたしは個人的に手の届く範囲で、捨て猫の保護活動を行っている。
わたしは動物が好きで、特に猫とは小さなころから縁が深い。
年に1匹は捨て猫に遭遇するのだが、子猫を保護して病院で検査とノミ取り薬を散布してもらい、里親さんが見つかるまでの間、子猫のお世話をしている。
小さな活動だが、それを知っている友人や家族が、彼らの交友関係の広さを通して大体里親さんを見つけてきてくれるのだが里親探しはできても子猫の預かりは出来ないことが多い。そこで要は相談を受けてわたしが子猫の仮宿になる一時預かりボランティアのようなことをしている。
今年は非常にご縁が多く、4匹の子猫を新しい家族の待つお家にお届けすることが出来た。
正直言って、天使でしかない子猫期のお世話係という役得なボランティアである。定期的にネコチャンのアカチャンを吸うことができる。
保護活動というと聞こえはいいが、正直なところ完全に自分がいい思いをするだけの趣味だ。
今後、いろいろと保護活動に関わる計画も立てているのだが現段階ではまだ試行錯誤中なので、いつか良いご報告が出来たらいいなと思っている。

これは里親探し中に実父が手放せなくなり実家に引き取られたネコチャン


研究所の現在の活動。
ちょっとセンシティブな話になるが、この記事を読んでいる皆様の中で、ロシアによるウクライナ侵攻のニュースを知らない人はいないと思う。
心の平穏を保つために、ニュースを見ない人も勿論いる。
ニュースを見ない、情報をシャットアウトすることに対しては自己防衛のひとつであり、正しい行為だと思っている。
それでもわたしは必要最低限の情報を時々新聞や戦場記者のレポートなどで確認していて、言い表せないジレンマと悲しみを感じることが多くある。
作家活動をしていく中で、何か自分にできることをと思いふるさと納税のような気持ちで「ケセランパサラン」を制作している。
彼らはふわふわの毛糸で編んだ丸いマリモのような形をしており、サイズは直径9cm程のちょっと大きな球体だ。
ふわふわの体につぶらなオメメがついている。
彼らのお迎え費用の半分は「国境なき医師団」へ寄附を行い、医療的・人道的支援に回していただいている。
先の台風で被災した際の寄付金の行方についても述べたが、開戦当初は直接、ウクライナ日本領事館に寄付をすることも考えたが、お迎えを検討してくださったオーナーさんが「寄附したお金で武器を買って欲しくない」という思いを吐露してくださり、医療的支援に充てることにした。

以上が現在、星ツムリ研究所所長であるわたしの行っている野外活動だ。
できる範囲でいい。やれることだけでいい。
そこに見返りがあってもいい。
ふるさと納税なんかはそのとても良い一例だと思う。
どうせお金を出すのなら、見返りがあった方が嬉しいに決まっている。
わたしは「自分の作品をお迎えしてもらう」という見返りを期待して寄附を行っている。

そんなわけで現在も当研究所では「ケセランパサラン」のオーナーさんを募集中だ。興味が湧いたら、ふわふわのコロコロした小さなイノチのようなあみぐるみを、是非ともお迎えに来ていただきたい。


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