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アパレルECの写真は 丁度良い程度のこなれポージングでなくてはならない Vol.2

前回、アパレルECの写真は 自分が手が届く等身大圏内でありつつも 憧れる位置でなくてはならない

という記事を書きました。


今回はその 等身大憧れ丁度良いバランスの写真を撮るための

ポージングについて。書こうと思います。


「丁度良い程度のこなれポージング」


丁度良い程度というのは

バッキバキにポーズ決めてばっちりカメラに目線が来てる

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ロングヘア ふぁっさーみたいな写真でもなく

直立不動で半笑いで真正面向いて固まってる、みたいな

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がちがちに緊張してるやんみたいな写真でもなく

自分を投影しやすい 丁度良い動きのあるポージング、のことです


前回(※過去記事参照)も言った通り

ECサイトの洋服のモデル撮影で大事なのは

「顔を自分に置き換えて想像できること」

でも等身大すぎると気持ちが覚めちゃうので

「置き換えたくなるような 憧れられる写真であること」

このバランスが大切な気がします。


で、本題。


立ち方のどこに素人感が出るかというと

私が思うのは「首(肩)」と「」です。

緊張が一番現れるのが首(肩)で

ここが ガチっと固定されてしまう人がすごく多いです。

ここを柔らかく ゆるくしてあげることで

すごく自然でリラックスした雰囲気に。

具体的には まず がっちり上がってしまっている肩を下げる。

下げると猫背になる人が多いので、ぐっと肩甲骨を寄せる。

そして 首をかしげるように 柔らかくする。

首を柔らかく、を意識すると

頭が 前後 左右に 自由に揺れると思います。

それ!それがポイント!

首と頭が びしっと直立してしまうことが「緊張感」に繋がるので

軽く首をかしげてみてください。

さらにできるなら、

顔の向きと体の向きを揃えない。

これはどういうことかというと

私たちが普段生活している中で

いちいち 見るもの(視線)に合わせて 身体の向きを変えないと思います。

だって 首が動くから。

身体ごと動かさなくても 首を動かしているはず。

身体と首が一直線にピシッとなっているのは 逆に不自然に見えてしまいます。

「肩の力を抜いて」

はよく聞きますが

「首を柔らかくして」

も有効なので 緊張しているモデルさんにぜひ

声掛けしてあげてみてください。


【頭 首 身体がすべて同じ方向の状態】

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【首だけ違う方向の状態】

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【首だけ違う方向の状態、からの 頭の方向も変えた状態】

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↑すごく上半身に抜け感が出るでしょ?

本当は さらにこれに「目線」という方向も加わります。



そしてもう一つのポイント「脚」

これも同様で、慣れていない緊張しているモデルさんだと

身体の体重を両足に 平等にかけて 直立してしまうんです。

下半身に力が入っていると 上半身も固くなる。

でも 下半身の力が抜けると 上半身も自然に緩まるんです(人間の体の不思議)

片足に体重をかけて立つだけで 抜け感がでますので、これは必須。

ただ 普段はよくやっているはずの「片足に体重をかける」が

いざカメラの前に立つと 上手にできなくなってしまうモデルさんがいます。

そういうときは 必殺 壁もたれ(※過去記事参照)が便利です。


他にもいろいろあるんですが

今回はひとまず この二つでおしまい。







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