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「撮られ慣れてない」はカメラマンがなんとかする

モデル採用するかどうかのカメラテストや、

モデル体験イベントでの撮影などで

撮影したことない女の子を撮ることがよくありました。


私がそういう時に気を付けていたのは

「最初は座り写真から撮る」ことです。

座ってる写真って 体型がよく分からなくなるので

カメラテストにはあまり必要ない写真なんですが、

撮られなれていない子にとって 最初から立ちの写真って

すごくハードルが高いんです。

座るっていうのはそれだけでポーズになるし、

自然と 身体全体の力が抜けます。

逆に立ち姿からスタートすると、

まず棒立ちになる。肩や首 足などいろんなところに力が入ってガチガチになる。

なので まずは座りで写真を撮って 慣れてもらうことから。

そのあと立ってもらって、次は

壁にもたれてもらって 立ち姿を撮ります。

これも、壁にもたれることで 力が入って固くなっている立ち姿が

少し柔らかくなります。


逆の立場で考えたとき、

いざ カメラの前に立たされて さあ!撮りますのでどうぞ!

って主導権を握らされても そりゃあ困りますよね。

「座る」とか「もたれる」という役割をモデルさんにちょっと与えることで 

写真がぐっと変わるので 慣れていない子の撮影の時にはまずこれがおすすめ。


あと、ほかには

・小物を持たせてあげる

とかも有効です。

帽子があれば 帽子に触るという動作ができるし

カバンがあれば カバンに手をかけるという動作ができます。

小物がないと 撮られる側からすると 手持無沙汰になって不安になるんです。

用事が多いと 気持ちが楽になる。

だからモデルさんには沢山用事を与えてあげてください。



ちなみに 座り写真は あぐらがおすすめです。

あぐらって 人をリラックスさせる効果がある気がします。

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