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アパレルECの写真は 自分が手が届く等身大圏内でありつつも 憧れる位置でなくてはならない Vol.1

ウェディングフォトだったり キッズフォトだったり

アートフォトだったり etc...

何のためのどういう写真なのか、によって

カメラマンに求められる技術とか全然違うけど


私が長年仕事で撮っている写真は

ECサイトの「洋服を売るため」の写真です。


少なくとも アパレルのECサイト用の写真で求められるのは

一番に 洋服が良く見えていること

これは ただ服が綺麗に写っているって意味だけでなく

素材感がちゃんと移っているかとか 

値段に見合った雰囲気になっているかとか 

いろんな意味での「よく見えているか」です。


そしてもう一つ大事なのが

「着ている自分が想像できるか」

そしてもう一つ

「スタイルが悪く見えていないか」

今日はこの

「スタイルが悪く見えていないか」のとこを書こうと思います。


スタイルが悪く見えるといっても

太く見えるとか

脚が短く見えるとか

頭が大きく見えるとかいろいろありますが

今回は基本中の基本「脚をキレイに見せる」のところ。

ネットで調べたらそういうノウハウっていくらでも出てくるんでしょうけど

これはあくまでわたしが今までの経験上実際に感じて自分の中に書き溜めていることなので

「それはちょっとおかしいんじゃない!?」とかあるかもですが

ご了承ください◎


まずは 脚が短く見えないためのポイント

●脚を前後に曲げない

脚を前後に曲げるっていうのは

「気を付け!休め!」の時の先生に怒られるタイプの休めの脚です。

(伝われ)

片足に体重をかけているときのあれ。

なぜこれが 脚が短く見えるかというと

写真って 結局 縦と横しか存在しない 2Dの平面の画になるんですよね。

奥行きが伝わりにくい。

つまり 前後に脚を曲げてしまうと 正面から見た脚は

前後の奥行きがないまま 本来よりもただただ短く映るんです。

名称未設定-1.1

※ ↑  は膝小僧です。

じゃあどうすればいいかというと、

その曲げたひざを 前ではなく 横に向けることで、

奥行きではなく ちゃんと正面から認識できる屈折した状態の脚になるわけです。

名称未設定-1.2

↑長く見えてるでしょ??


こんな感じで

写真は2Dってことを念頭に置いて

ポージングを考えたり 撮る角度を考えることで

なぜかスタイル悪く見える問題 が解決できます!!

画像3

(↑この写真すごくわかりやすい。)



通販写真あるあるなんですけど、

外人モデルさんだと

「イメージが沸かない」

「自分に顔を置き換えて想像できない」


けど 、あまりに等身大の着用写真だと

「買わない」


女心とか 物欲とか消費者心理とか

ほんとに繊細でほんのさじ加減で変わってしまう。。。


でも だからこそ 通販サイトの写真は 奥が深くて終わりがなくて楽しいです。


スタイル良く映るためにシリーズはまたやっていきます。 

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