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2022年の幕開け

どんな時も、太陽はそばにいてくれるんだと気づいた。
寒さで凍えている日も、心が自由を忘れて縮こまってしまった日も、陽の光を浴びた瞬間に、するすると、不思議なほどに、ほどけていくのを感じる。

今年の冬は、一段と寒かった。
体も心も、思考までも固まった。
そんな自分じゃダメだと抵抗したけれど、
あきらめて、じっとして、季節に同化してみることにした。

すると、謙虚な気持ちが湧いてきた。
小さなことに感謝できるようになった。

ストーブの温もり。セーターのやわらかくて暖かな手ざわり。
手元には燃料がある。水がある。
晴れた日に布団を干せば、陽の光がふかふかにあたためてくれる。
当たり前だけど、これは当たり前じゃない。
それに、なんとなく気がついた。


まだ吐く息が白い朝に、犬の散歩に出かけた。
山の稜線から太陽が昇ってくる。光のシャワーを浴びる。
最高にあったかいなあ。
いつも、いつも、ありがとう。

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