はじめてのリハビリテーション医学
須田万豊先生の本。自分は家庭医ですが、学生・初期研修医にリハビリの視点も伝える必要があるので。そのために読んでみました。
この本、面白いじゃん
学生、研修医、初学者向けだから。わかりやすいとか、リハの超基本が書いてあるのは当然ですが。びっくりするくらい読みやすい。2時間くらいで読める。ストーリー形式だし、学生研修医目線だし、理想的なリハビリテーション科の事が書いてある。うちの周りはリハ専門医ほとんどいない地域だから、この本のようなリハ専門医が近くにいたらとても嬉しいんだけど。
最後のリハ医を増やすってところは、我々家庭医・総合診療医と似た課題と方略が記載されていて興味深かった。
家庭医・総合診療医も、何やっているか他の医師・医療職にわかってもらえる、住民・患者のアウトカムを改善する良い仕事をしてると理解してもらうまでに時間がかかっている。自分も、普段の仕事をプロフェッショナルとして、高い専門性で高いレベルで仕事する事。それを地域の他の医療職に理解してもらう努力をしないといけない。
とりあえず、リハの事さっぱりピンと来ない学生研修医にはこの本薦めよう。