
3月4日(火)の星空 月齢4.5
🌟 夜空を見上げると、ひときわ明るく輝く星が目に入ることがあります。
それが「シリウス」。
おおいぬ座のα星であり、地球から見える恒星の中で最も明るい星です。
その明るさはマイナス1.46等級。冬の夜空では特に目を引く存在です。
シリウスという名前には、『焼き焦がすもの』という意味があります。
それほどに明るい理由はなんでしょう?
シリウスは、実は単独の星ではなく、シリウスAとシリウスBという二重星のペアを成しています。
主星のシリウスAは太陽より約1.7倍の質量を持つ青白い星。
一方のシリウスBは、かつて太陽よりも大きな星でしたが、進化の過程で外層を失い、現在は白色矮星となっています。
シリウスBは非常に小さいですが、密度が高く、地球ほどの大きさに太陽ほどの質量を持っているほどの超高密度の星です。
シリウスが明るく見える理由は、その高い光度と地球からの距離の近さにあります。
シリウスは約8.6光年の距離にあり、私たちが肉眼で見える恒星の中では比較的近い存在です。
そのため、他の遠くの星よりもずっと明るく見えるのです。
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