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読書感想 シェアする美術館

森美術館のSNS マーケティング戦略を書いた『シェアする 美術』を読みました。 広報担当 洞田貫晋一朗さんが書かれています。

前回書きましたが、慣れないXをがんばるのに、この本が背中を押してくれました。

最初に森美術館の存在理由を
「森ビルの2代目社長である森 稔が、六本木ヒルズの都市再開発事業の中心に文化施設を捉える、という構想をした。
その構想を誰にでもわかる形で視覚化しようという思いで、現代アートの美術館を森タワーの最上階に設置しました」
とあって、とても納得しました。

 文章中心のこのnoteと違って、XなどのSNSがどういうものかよく理解していなかったのですが、、、

「SNS の投稿は川に短冊を流すようなもの。 流れた短冊を拾って読んでくれるのはその時たまたま川べりにいた人だけ」
と読んだ時に、とても気楽な気分になりました。

 Xは一度に、140文字しか書けません。以下の文章が役に立ちました。

「1行目で興味を持ってもらうには、前置きなどを書いている余裕はありません。その投稿で一番伝えたいこと 大事なことを1行目で表現してみてください」

また、「森美術館の創業者である森稔は、文化の発展と継続を考えて『アートがビジネスにもなるようにしなくてはいけない』と文化事業の持続可能性を提唱していました」
と、ありました。

美術館側からSNSをコツコツと発信することと、来た人達へSNS発信を上手に促すことで、日本一の来場者を誇る美術館になっています。

星先こずえ作品 宇宙ウミガメ

最後に一番気に入った言葉は、「やるやらないではなく、やらなければ結果的に最善を尽くしたことになりません」でした。

いいでしょ? やる気がでますよね(笑) ☆

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