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Tagebuch 9 in Münster

パフォーマンスが始まった12月。
いろいろありました。
ちょっとでもドイツ生活をのぞいてもらえたらうれしいです。
そういうわけで、どうぞ。


ドイツで初めてのパフォーマンス12月編

突然ですが、ドイツに来て、家をどうやって見つけるか、皆様ご存知でしょうか?
ドイツはどこもかしこも家足りない問題が発生しています。
学生ならば学生寮が!とお思いでしょうが、学生寮に入れるかどうかも、わりと運次第。どうやらフランスも似たような現象が起こっているそうです。
そういう私も、ドイツに行く前はとても油断していました。
すぐ見つかるだろうと、甘く考えていました。
(調べてはいたんですが、現状はどんどん大変になっているとのことでした・・・)

最初の1週間だけAirbnbで宿を取り、その間にすぐに見つけてやる!
WGといういわゆるシェアハウスがドイツではわりと一般的でして、そういったところを探せるアプリで見つければ簡単じゃん!
と思っていたんですが、いやー、そんな上手い話はありませんでした。

見つからない、見つからない。

言葉もできず、現地協力人もいない中、どうするつもりだったのでしょうか。甘すぎます。

そんななんとかなるでしょう精神でいたため、一緒にドイツ入りする予定だったパートナーには心配をかけまくり、結果、現地にいる日本アーティストのご紹介で家を紹介してもらい、今の今まで暮らしているわけです。

つまり僕は、おこぼれでいまを生きている、ということになります。
みなさん、準備は本当に大事ですよ。僕は何の力にもなれないんで、留学サポートセンターなどをきちんと頼ってください。

そんなわけで、僕は生かされているんですが、12月に行ったパフォーマンスというのは、まさに今住んでいる家をパートナーに紹介してくださったアーティストなんです。


会場となったKunsthalle Münster
©️Hubertus Huvermann
(引用サイト:https://www.kunsthallemuenster.de/de/ueber/)

アーティストさんがこの個展で発行した書籍の朗読を
日本語・英語・ドイツ語の3ヶ国語を3人の人物がそれぞれを担当して行う
といった内容のものでした。

ドイツに来て、初めてのパフォーマンスが、朗読。
しかも日本語。
これはなかなかに痺れる案件でした。

日本にいる間、朗読はあまりやったことがなく、というのも、そんなに声や 発声・台詞回しが上手ではないので、仕事の依頼などきたことがありませんでした。

とても不安ではありましたが、これも新しいことに挑戦する機会をいただけたと思い、パフォーマンスを臨みました。

いろんな方のご協力もあり、無事にパフォーマンスは終了。
どうやら新聞にパフォーマーの名前も載せてもらえたらしいのですが、新聞は手に入らずでした。残念。

そういうわけで、無事に初めてのパフォーマンスを終えたのでした。

本気のクリスマス

さてさて、ドイツといえば、クリスマスマーケットですね。
1ヶ月以上、どの街もクリスマス一色になります。

もちろんいきましたよ、クリスマスマーケット

クリスマスマーケット

それでは写真をどうぞ!

Nicholasが乗ってきたであろう馬車の運転席
塩味が効いていて、美味!
これはまた違うところのクリスマスマーケット!
ものすごい種類の蜂蜜だったかな・・・

Glühwein や Grünkohl といった名物いただきました。
Glühweinを頼むともれなくカップも手に入ります。
商品とは別にカップ代が値段に加算されますが、欲しければ持って帰る、いらなければお店に返却して返金してもらう、というのが選べます。

僕らはせっかくなので、ということでカップをもらいました!

食事ももちろんですが、工芸品などもとても多かったです。
都市によって毛色も違うようで、お隣フランスではドイツでは売っていないようなものもたくさんありました。
地域によって特色が出るのって、見応えがあっていいですよね!

クリスマスパーティー

僕は、パーティーがとてつもなく苦手です。
嫌いと言っても過言ではありませんでした。
そもそもそんなに広くない家に人を呼ぶことに抵抗がありました。
しかし、ドイツに来ると、家にまあ人が来るは来る。
というかほぼ毎月何かしらパーティーをしています。
そういうのが繰り返されると、人は慣れるもんだなぁと。
いつのまにか気張らずにその場にいることができるようになっていました。

そんなわけで我が家でクリスマスパーティーを開催。
結果的にどうなったかというと、

カラオケ大会

になりました。

知り合ったアーティストがミキサーとマイクを持ってきていて、同居人のスピーカーを拝借し、パソコンと繋いで・・・。
あっという間に、簡易カラオケ機械が完成しました。
これだと思ったら即行動。
恐れ入ります・・・。

なんだかんだ人との集まりにも少しずつなれてきた、星でした。

同居人がみんなへのプレゼント用で作ったクッキーの跡
こういう作品に見えてくる

いざ、ブレーメンへ!

ドイツ国内で泊まりがけの旅をあまりしていなかったなと思い、ブレーメンの音楽隊でも有名な、ブレーメンへ行ってきました。

写真をどうぞ!

荘厳の風景


ブレーメンの音楽家たちと一緒に
晴れていい景色
立ち寄った美術館で出会った作品
これ、本物の崖にペイントしたというとんでもない作品です
歴史を描いている・・・

そして、やはりここにきたら舞台を見ないと!
ということで、こっちにきて初めてのMusik Theaterを拝見。
感想はいずれ別の記事で!

メルヘンのような街並み。
中世から変わっていないんだとか。
戦争の被害も逃れているらしいです。いやはや、すごいな。

写真が・・・なかった・・・。

こちらでぜひ・・・
おしゃれなお店がたくさんありました。

ブレーメンから帰ってきたその足で知り合いのバンドマンの演奏を聴きにきました。
初のパンク。めちゃくちゃ楽しかったです!

さらば2023年-ドイツの年越-

大晦日近くにほしぷろの活動報告会をオンラインで行い、ひとまず仕事納めになった私は、年末年始を静かに過ごしていました。

ただ、ドイツの年越は、それはそれは大はしゃぎ。

年越のタイミングに併せて、これでもかというぐらい花火が上がっています。しかも、市民がガンガンにあちこちであげているんです。
調べたらこれは悪霊?が追い払うためにするんだそうです。
あと、花火を使うにあったっての制限がいくつかあるようです。
1.使用できるのは、12月31日と1月1日のみ。購入は12月29日〜31日のみ。
2.18歳以上のみが使用可能。
そのほか細かいルールもたくさんあるようです。
詳しくはこちらの引用元サイトをご覧ください。

自分の家の前でも夜中3時ぐらいまでは音が鳴り止むことはありませんでした。うるさいなーと思うより、なんだかこういう年越もありなんだなと、文化の違いに思いを馳せていました。

人生で初めて、年越そばも食べず、新年感も出さず、一年を締めくくりました。
そういう年があっても、またいいんだな。

ドイツ生活も残り半年を切りました。
2024年、スタートダッシュをかまそう!と思っていた、のですが・・・。

次回に続きます。

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