婚活の必須技能は持続力と発想を転換した鋼メンタル。近距離・中距離・遠距離とエネルギーが続く限り弾をこめて全方位に打ちまくれ
婚活ってまずなにから始めたらいいんですか?
こんな質問をいただきました。とてもいい質問です! ありがとうございます。
今でこそ婚約者がいる私ですが、日本で1年間毎日婚活をしているときはコテンパンに叩きのめされました。365戦365敗。新記録を樹立かな!
それでもあきらめずにしぶとく弾を込めては打って、外れて、絶望の淵に何度も立って、もう誰でもいいし国籍なんてぜいたく言えないと日本での戦線離脱を表明。
中国生まれ中国育ちのヤンくんと、コミュニケーションと称した激しめのケンカを繰り広げながらも楽しく過ごしています。中日コンビの日常はアメブロでぽつぽつ更新しているので、もしよかったらそちらをご覧ください。
婚活と就活ってすごく似てると思うんですよね。
私は社会で誰からも必要とされていないんじゃないか、「こんな私でいい」と言ってくれる相手(会社)なんていつまで経っても現れないんじゃないか。あとどれくらい努力を続けたらいいんだろう。ゴールはどこ。先が見えなくて辛い。
このマイナス思考回路の罠を回避するためには、発想の転換が必要です。打てる手全部打ちましょう。
「理想の結婚相手を探しているけどまだ見つからない」「理想の就職先になかなか巡り会えない」この事実は変わりません。だから、頭の中での見方や角度をクルッと変える練習をしてみましょう。
この出会い、ダメすぎて面白い、ウケる!
SNSで発信してみんなにも笑ってもらおう
ほかにも偉人の名言とかいろいろあるんですが、私が連戦連敗のなかで心が折れないように意識したのはコレだけ。
うまくいかない婚活は全てネタ(コンテンツ)にしてしまおう!
そう思うと、不思議と悔しさとか恥ずかしさとか全然なくなって、イラッとしても驚いても「なにこれウケるww」って心の中で笑えるようになりました。
心を軽やかに保って、一喜一憂せずに、サクサクと次から次へ弾を込めてとにかく打ちまくる。
これが婚活を成功させるいちばんの秘訣かな、と思っています。あの人格全否定されたような気になる暗闇の一本道を駆け抜けたら、日々の暮らしのだいたいのことには動じなくなりました。強くなったね、私!
もちろんこれは婚活を始める人・始めたい人への私なりのエールであって、婚活も結婚もしないという選択肢もあります。
あればあったで楽しいし、なくても死なない大丈夫!
私にとっての婚活や結婚はこの程度の認識です。
今回の記事では、具体的な婚活の方法よりも、婚活に臨むメンタルケア、心の持ち方について実体験をもとにお伝えしたいと思います。
婚活における近距離・中距離・遠距離とは
現代の婚活の多様化マジすごい。
婚活における近距離・中距離・遠距離とは、私が勝手に提唱したものですが、とにかく選択肢が多すぎる。
私はあえて的を絞らずに、全方向トライしてました。そっちの方が効率がいいし、当時の私はエネルギーが有り余っていたからです。
人それぞれ、エネルギーの総量ってちがうと思うんですよね。あればあるほどいいというわけでもないし、ないならないなりの生存戦略がある。大事なことは、熱量や得意・不得意など自分を知ることです。
近距離とは友人や会社の独身男女を集めてイベントを実施すること、
中距離とは婚活パーティなどの近場のイベントの参加すること、
遠距離とは出会い系アプリを利用することです。
個人的な見解としては、出会いのきっかけに優劣なんてなくて、知り合ってから先はお互いの相性や努力で関係を構築するものじゃないですかね。
「出会い系アプリはちょっと・・・」という人がたまにいますが、大学のサークルで知り合って付き合おうが、アプリで知り合おうが、その先に起きるいいことも悪いこともそんなに違いはないと思います。
身元のよく分からない人は信用できなくて不安になることもあるかもしれません。でもそんなの大学の友達でも友人の紹介でも、いくらでも嘘をついてごまかすことができる気がします。
ここで重要なのは「相手が嘘をついているかどうか、信用できるかどうか」ではなく「自分はこの人を信用したいと思えるかどうか」だと思います。疑ったらキリがないし、他人の考えが分かる日はいつまでたっても来ないので、意識を向けるのは常に自分自身です。
その点に気をつけながら、まずは自分のできる範囲でできることから着手することをオススメします。
友達が多い人なら、「いい人紹介してくれない?」と思いきって聞いてみたらいいし、出会いもないし友達いない人はサクッとアプリを始めてみてはいかがでしょうか。
科学技術が発達しまくってしまった現代で、できない言い訳が通用しなくなってしまいました。あなたの世界はあなた次第で自由自在にアレンジできます。
出会いがなければ作ればいいし、お金がないなら無料アプリを駆使すればいいだけです。
待ってても理想のパートナーが現れないなら、自分から探しに行くしかありません。
「できれば相手のほうから来てもらいたい、自分から積極的になるのは恥ずかしい」と婚活をためらう人が、私の周りには多い印象です。
ここでもまた、まずやることは発想の転換です。「恥ずかしい」は客観的判断ですよね。誰かに恥ずかしいと思われたら嫌だ、ということです。
その時のあなたの気持ちはどうでしょうか?
やりたいことならなにがなんでもやればいいし、やっぱり無理なら止めたらいいと思います。いるかどうかも曖昧な「周り」よりも、まずは自分がどうしたいか、という自分の心にたずねてください。
私の場合、主体性の塊なので自分がやりたかったらどこまでも突き進むし、どれだけ外野が言いたいこと言おうが炎上しようが、やめる時はサクッとやめます。
誰かのために生きない、自分のためだけに生きようと決めているので。
もうちょっと言うと、自分が「面白い」と思ったことやワクワクすることだけ追求
することが生きがいみたいなものです。周りからどう見られてるんだろうとか、恥ずかしいとか、ワクワクする衝動に比べたらなんでもないわけで。
婚活も、私にとってはコレに分類されるというわけです。「なんか面白そう」とワクワクするもの。
上手くいったらラッキーだし、ハプニングだらけだったらSNSやブログで発信するコンテンツが増える。何が起きてもプラスでしかないじゃない、と。
こんなノリで、近距離・中距離・遠距離と婚活で連戦連敗を重ねたわけです。
結婚相談所バージンが思うこと
結婚相談所に入会しようと考えています。どう思いますか?
という質問も届きました。質問ありがとうございます。
これまでの説明でなんとなく分かる通り、私は結婚相談所に入会したことがありません。その分野だけなら自信満々のバージンです!
そんなことはどうでもいいとして。
毎日連敗していた婚活戦線のまっただ中でも、結婚相談所という選択肢はありませんでした。
なんでだろう?
私の理想の相手は結婚相談所には所属していなさそう、とか。
社会的地位みたいな、人間の本質じゃない部分をパートナーに求めないんですよね。
もし高収入で安定職という人がいても、この先行き不透明な時代に、明日仕事がなくなることもありえそうな気がして。
あと、お金は自分で稼げるので、自分ひとりでできることは優先順位が高くないんです。
これが一つ目の理由です。
次に、それなりの高額サービスを購入するとして、結婚相手を見つけ出す、というサービスにお金を払うことに疑問を感じます。
なぜなら、人は変化しつづけるものだから。
結婚相談所に入会した時のその人は、ただの点みたいなもので、そこから点と点をつなげていって、その線が人生になるんだと思います。
そう考えたら、長い人生のうちの点のひとつだけを切り取って価値をつけて婚活市場にことは、サービスの対価にならないような気がしました。
あくまで個人的な意見です。
そして最後に、お金で解決できることって簡単すぎるような気がして、ワクワクしないなと。
無料サービスが不安なのは分かりますが、だからといって10万円とか100万円を払ったら安心、とイコールは成立しないと思います。
なんかこう、もっと、成熟した大人の選択肢だよな、と。
婚活戦線で奮闘していた私にしてみれば遠い遠い惑星みたいな存在でした、結婚相談所。
足腰が動いて、エネルギーも投下できて、ガッツという名の資本があるうちは、使えるものから使おう。経済力という最終奥義は後の楽しみにとっておこう、みたいな。なんかそんなカンジでした。
婚活からの結婚はゴールでもないし幸せに直結しているわけでもないけど
全力で婚活してみて考えたことをアレコレ書き綴ってみました。最後にお伝えしたいのは、婚活を終えて結婚にたどり着いたとしてもそこはゴールじゃなくてむしろスタートだし、パートナーがいれば幸せということでもない、とぶっちゃけ思っていることです。
幸せになる、なんてそんなに分かりやすくて簡単なものじゃないな、と。
うちのヤンくんとも、結婚を目前にして毎日大ゲンカです。マリッジがブルーにしてもこんなに深くて濃い色だったのかと疑いたくなるくらい、幸せそっちのけです。
身軽で気楽に生きるなら、ひとりの方が絶対いいと思っています。
誰にも気がねすることなく、自分の意思決定だけで、どこにでも行けるしなんにでもなれる。間違いない。でもそれだけだと、ワクワクしないんですよね。
だから私は、パートナーとケンカしっぱなしでも分かり合えなくて絶望しかけても、経験値を積み重ねながら自分の変化と成長を求めて進むことにしました。
やらなかった後悔よりも、やらかした失敗を経験値とコンテンツに昇華するべく、私は婚活戦線に臨んだのでした。