![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29586237/rectangle_large_type_2_abe8e48268dac960fe3773fedc80b7db.png?width=1200)
何もしてなくても子どもは遊んでる
梅雨ですね。
雨の日が続くと洗濯物が乾かない〜と憂鬱になります。
でも、子どもは雨の日が大好き。
水たまりを行ったり来たりしたり、雨樋から流れる水をバケツに受けてその音に耳をすましたり、泥の感触を楽しんだり…雨の日の遊びは尽きることがありません。
子どもの遊びっていうと、大人は形のあるものを想像しがちです。「ままごと」とか「ボール投げ」とか「電車ごっこ」とか「積み木遊び」とか。
でも、小さなこどもたちの「遊び」の範囲は大人の想像よりもずっと広い。
じっと誰かが何かしているのを見つめたり、何かの音に耳を澄ませたり…
それは大人にとっては一見何もしていないように見えるようなこと。子どもをよく見ていないと見逃してしまうような小さな小さな動き。
そんなことも小さなこどもたちにとっては「遊び」なんだなということを教えてくれた雨の日の遊び。
先日、2歳半の子に紙に鉛筆で「雨だよー。ザーッ。」と上から下に線を書くと、その子は「ちゃう。雨はこう。ぽっつん、ぽっつん…」とたくさんの点を描いて見せてくれました。
確かに雨は雨粒の連続です。
その子はこれまでにたくさんの雨の日を経験して、そのことを体感的に知っているのです。
今はテレビやネットや本などで簡単に情報が手に入ります。
私が教員をしていた時、「それ知ってるー」と口にする子ほど、その本質は何も分かっていないと思うことがありました。
本当にそのことについて知っている子というのは、自ら「知っている」とは宣言しないのです。そのことについて、それがどんなものなのか溢れんばかりの熱を持って話してくれます。
子どもにとって「知る」とは、自分の体を使って「感じる」ことなのだと、ほしのおうちの赤ちゃんやこどもたちを見ていると思います。
子どもにとってそのような「遊び」は大切な情報収集の時間なのです。
だから、ほしのおうちでは、子どもが何か感じていそうな時、声をかけないでそっと見守ります。その子がしっかりとその瞬間を味わえるように。
小さい頃にたくさんのことを感じた子は、きっと自分の人生を生き生きと生きていくのだろうな、そんな気がします。
今日は雨だし、お着替えさせるの大変だし、おうちで過ごそう…から、今日は雨だし、ちょっと子どもとお外に出てみよう!
心持ちが変われば大人だって梅雨も楽しく乗り越えられるかもしれません。
#プレイセンターほしのおうち #プレイセンター #子育てパパ #子どもの遊び