「雨垂れ石を穿つ」…の「雨垂れ」になりたい。

「雨垂れ石を穿つ」…の「雨垂れ」になりたい。

雨垂れ石を穿つ

…皆様はこのことわざをご存知でしょうか?



意味…小さな力しか持たなくても、絶えず努力を続けていれば、やがて大きなことをやり遂げることができると言う例え。
( 「穿つ」は、穴を開けるという意味。軒先から落ちる雨だれでも、長い間、石の上に落ち続けることで、固い石に穴を開けてしまうと言う事から。)


ある音楽講師が、私にこう言いました。
「小さい頃からピアノを続けていれば作曲家になれたかもしれないのにね。」
まるで、もう手遅れかのように言いました。
しかし私は思いました。
やりたいと思ったことを始めるのには遅すぎることはない。…と。

音楽を学び続けることが出来るような恵まれた環境にいない人の方が、世の中多いと思います。
音楽を本気で学ぼうとするとお金がかかります。
お嬢様じゃない私はそういった環境にいなかったのですが(家にピアノが無かったので昔は音楽室のピアノで練習していた)、それでも音楽に対する思いは人一倍あります。
それも、今苦しんでいる脳脊髄液減少症という病気で寝たきりになった事をきっかけにです。
音楽の持つ力に魅了されたからです。

病の苦しさから生きる事を諦めようとした時、そこから救ってくれたのが音楽でした。

音楽は「音を学ぶ」音学ではなく、
「音を楽しむ」と書きます。

私は音を楽しむ音楽を力のある限り、可能性のある限り、これからもたくさん作っていきたいと思っています。

そして曲を聞いてくださった皆様が、なんだか落ち着くなぁとかなんだかほっこりするなぁとか少し癒されたなぁとか…そういう温かい気持ちになっていただけることが1番の私の喜びです。


…そしてこのブログの冒頭で紹介したことわざ、雨垂れ石を穿つ…のように、石を穿つ「雨だれ」に私はなりたいです。

作曲家になる夢も、音楽家になる夢も、演奏家になる夢も、一生持ち続けて叶えたいと思います。
そして聴いてくださる方々も嬉しい気持ちになれ、演奏する方も嬉しい気持ちになれる。
そういった温かい音楽を作り続けていきたいと思います。

応援してくださっている皆様、いつも本当にありがとうございます。これからも頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

星野希望

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