【文系理系という言葉が日本のAI技術を遅らせた】
こんにちは!椎名悠です!
今回はAIを学ぶ上で大事な話をしていきたいと思います。
というのも、本日オンラインセミナーで日本のDX・AI推進の動きについて発表・議論する「HONGO AI 2020 プレイベント」なるものを視聴していたんですが、そこで学んだのが結局のところ日本に足りないのはAIリテラシーだよね、って話です。
その上で今まで日本のAIリテラシーが向上しなかったのには「文系」「理系」という言葉が関連していると思いました。
今回はそのことについて順にお話ししていきます。
ちなみに僕が視聴したイベントは12/4に本イベントがあるようなのでそちらに興味がある方はこちらをどうぞ。
それでは、本編へこちら!
〈日本はそもそもデジタル化が遅い〉
さて、今回僕が視聴したセミナーでは、AIのスタートアップの企業の紹介や、今後の日本のAI化した未来についての話を聞いたのですが、正直にいうと、現時点ではAIのスタートアップ企業の展望の話のみで、具体的にAI化をしていく話については、ほとんどはこれから探していく(もしくはAI化すれば解決する課題のある企業を探す)状況であり、AIによるビジネスの実現もこれからだというように感じました。
そもそもですが、日本は世界に比べて圧倒的にAI技術は遅れをとっています。
IT業界に関しては中国は後発だったのにすでに新しいシリコンバレーとして深圳が誕生していますし、RPA(全自動化)された無人の大型工場も存在している状況です。
アメリカではAIでバーチャルの赤ちゃんを作っていたり、アーティストのそっくりなアバターの製造や動く義手の開発までしています。
ちなみにアメリカの話は一年ほど前から以下のYouTube動画にてあのアイアンマン役で一躍有名となったロバートダウニーJr.がファシリテーターとして紹介しています。
こんな調子なので、今回聞いたセミナーでも、誰もが「世界に誇る日本企業を」と言っていたのですが、そもそも日本には致命的なミスがあります。
それは
デジタル化が遅かったことです。
〈そもそもハンコを使ってる時点で・・・〉
最近ようやくコロナ渦によってデジタル化が必須であることを痛感できた日本です。
この前も河野大臣が「業務でハンコを廃止する」という話があって大ニュースとなりましたが、そもそも大ニュースとなってしまうほど日本はアナログ大国であったということが問題です。
郵便にしてもそう、ハンコにしてもそう、日本にはアナログを神格化している節があるように思えてなりません。
それはアナログであっても業務がなんとか成り立っていたという平和が引き起こしたものでもありますから、一概に悪いとは言い切れませんが。
すなわち、日本はAIの前にIT技術も未熟であるという事実があります。
AIの前にデジタル化が思うように進んでいないのです。
〈何故AIもデジタル化も進まなかった?〉
IT技術と自身の企業のビジネスとを掛け合わさなくても高収益があったからだとか、そもそも人材が少ないからだとか、理由は様々だと思います。
しかし、根本的な理由がなんなのか、僕は分かる気がします。
それはこの言葉にあります。
「私文系だから理系の話は分からない」
こういった話は皆さんも聞いたことありますよね?
この「文系」「理系」という言葉がそもそもの原因だと思っています。
そして、基本このような言葉を使う時はいつも「文系」と自称する人達ばかりです。
つまり、理数系の話について理解を深めようとしなかったのです。
では、何故理解を深めようとしなかったのか?
それは単純です。
・理系はなんか地味な奴らでわけわからん事してるだけ
・理数系の話が分からなくてもビジネスできる
・賢いだけの奴は仕事では使えない
・自分たちには関係のない話だ
こう言った思惑が多くの人の脳裏によぎっており、だからこそ今日までIT企業の話やAI技術についての知識について全くの無頓着でいられたのです。
そう、コロナという未曾有の大災害が来るまで。
〈そんな日本がAIで進歩するには?〉
先ほどの「文系」「理系」の話ですが、そこには一種のコンプレックスのようなものもあるのだと思います。
理系の話は分からない・難しいと言った先入観があるんです。
でも、本当はそうではありません。
ただ、理系(と言われるIT好きの人達)の説明の仕方が少し口下手なだけなのです。
むしろ、理解さえすれば文系と自称する人たちこそ応用力が高いのではないかと僕は考えます。
また、冒頭で僕は「日本はAIリテラシーが足りない」と言いました。
それは、根本的には先ほど述べてきたコンプレックスのような精神的な障害があって、知識を得ることを避けてきたからこそ、AIに関するリテラシーが低下してしまったのです。
だからこそ、ハリウッド映画でよくあるようなAIによる支配だのシンギュラリティだのに怯えるだけの知識しかないのです。
正直なところ、僕はAIの反乱よりもAI知識がなくてリストラされる恐怖の方が早く訪れると思います。
・AIってそもそもなんなのか?
・どんなビジネスにAIは使えるのか?
・自分の会社にAIは使えるのか?
このような疑問を解消するためにも、AIリテラシーが必要なのです。
そして、AIリテラシーというと厳かなものに思えるかもしれませんが、要はAIを理解するということです。
そして、AIは便利な道具であることを知るということです。
いわば、新しい時代のExcel・Wordです。
AIに対してだけでなく、理数系の話に関してコンプレックスを抱くのではなく、そして理数系の話を馬鹿にするのでもなく、ただ新しい常識として学ぶこと。
そして、そのためにも、AIは意外と単純なものなんだってことを知っていくことがまずは大事なことだと僕は思います。
〈AIをさらに知りたい方へお知らせ〉
ということで、今後は僕もAIについて学んできたことを分かりやすく説明していく記事も多く提供していこうと思います!
これからもブログをお楽しみに!
また、すでにAIについて少しだけ知っているという方やすぐにでも学びたいという方にお知らせです!
なんと、AI知識を気軽に学べるアプリを開発しちゃいました。笑
それがこちら「AI MEDIA(AIメディア)」です。
こちらは本の方に順番にAIの歴史や技術を学べるようになっており、分からない単語も辞書のように索引で調べることができます。
ちなみにこちらはApp Storeでビジネスカテゴリ13位まで上昇したこともある有能アプリです。
ということで、今後も有能なアプリを開発しながら、AIリテラシーを高められる記事を提供していくのでお楽しみに〜!