関西鷹ファン福岡へ│有原投手応援遠征記 前編
九州出身の同僚より九州に上陸していることが最近判明して、野球オタクを隠しきれなくなったオタク、ホームユニフォームを着た有原航平投手が見たくて福岡遠征に行ったはなしを書くことにした。
有原投手のファンになった経緯や簡単な観戦記録は、前回の記事をご覧ください。
球場へ行くまでのはなし
チケットを取る
ときは5月のゴールデンウィーク。
上野響平選手が試合になかなか出ない日々を過ごしていたわたしは、推し選手を追いかけ週末に球場へ通う野球友達がとても羨ましかった。
「どこかで有原投手を見に行けないかな?」と画策した。候補日は5月7日(火)。有原投手の先発ローテーションを計算し、自分の休みを照らし合わせるとここしかなかった。
しかし、本当に行くか迷っていた。
迷いが吹っ飛んだのは5月3日。
その日も上野響平選手が地方球場開催試合に帯同していることに一か八かかけて、堺市にあるくら寿司スタジアム堺にいた。
帯同はしていたが試合はスタメンでなかったゆえ、一軍の試合状況も含めてX(旧Twitter)を漁った。
すると目に入った情報がこれである。
これは福岡行き決定!
大学時代演劇部で、凪のお暇をきっかけに写真集を買うくらい中村倫也さんが好きになったわたし、たいへん単純である。
有原さん先発×中村倫也さん!
これは行かないわけにはいかない。
5回終わりの整備中に、行きの夜行バスと宿とチケットを手配した。こういう行動力だけは本当に早い。
出発の日
職場へキャリーバッグを持っていき、遠征が利用者さんたちにばれた。「野球やろ?」と野球好きが知れ渡っているため理由も正解である。
いつもの2倍速で終わりの会を終わらせ、お見送りをし、掃除機をかけ定時退勤。近鉄電車に揺られ大阪難波駅へ。
交通費を安くすますためになんばから博多まで夜行バスだったのだが、ここで問題発生。なんばという土地は南海電車、大阪メトロ(御堂筋線・千日前線・四つ橋線)、近鉄電車、JR線とが乗り入れるかつ、地下街が縦横無尽に広がる複雑な場所である。
出口がわからず安定の迷子になった。
普段は梅田から夜行バスに乗るのでとても焦った。
Googleマップ先生に頼り、なんとか目的のバス停にたどり着いた。バスターミナルに慣れていたので、路上の夜行バスバス停には面食らったが無事乗車できた。
夜行バスは一睡もできない人間、夜行バスを駆使している知人に眠れる方法を尋ねて実行するもウトウトするにとどまった。
福岡観光
そんなこんなで博多のHEARTSバスターミナルに到着。
ありがたいことにスパとカプセルホテルがついており、しばしの休息。さっぱりぐっすりした状態で福岡観光へ。
時間がなかったのでまずは地下鉄を使って筥崎宮へ。
ホークス関係者が必勝祈願に訪れる神社である。
神頼みはするに越したことはないので試合の勝利をお願いしてきた。
昼ごはんはキャナルシティのラーメンスタジアムへ。
どのお店がいいかわからなかったが、店前の勧誘に誘われとんこつラーメンのお店へ入店。
とんこつラーメンに拒否反応を示していた人間(ラーメンは醤油か彩華ラーメン派)、「これはおいしい!」ととんこつラーメンに取りつかれた。
先日、このとんこつラーメンに感動したことを冒頭に出ていた同僚に話したところ、福岡とその他の地域の背脂の違いについて力説して頂いた。
ラーメンは奥が深い!
お腹がいっぱいになったところでいざPayPayドームへ。
試合前のあれこれ
最寄りの唐人町駅から歩くと、川沿いでVIVAポーズをした選手がお出迎え。
さらに歩くとPayPayドームが見えてきた。
この時点で14時になるかどうかだったが、すでにドーム周辺はたくさんのファンで賑わっており、福岡での野球熱、ホークス愛を感じた。
さて、わたしがPayPayドームに来て最初にすることといえばホークスストア(グッズショップ)を覗くことである。
関西に住んでいるとホークスグッズはオンラインショップと京セラドームのBs SHOPの一角にあるビジターチームグッズ売り場で買うしかない。
そして、Bs SHOPの大多数を占めるオリックスグッズコーナーにおいても育成選手である上野響平選手のグッズは、ノーマルタイプの応援タオルと全選手展開のユニフォーム型キーホルダーくらいしかない。種類が少ない!
とりあえず本場のホークスストアを1周してみた。
まっ先に口をついて出た言葉は
「こんなにたくさんグッズがあってええの!?」
バリバリの関西弁で呟いてしまっていた。
よく考えなくても、ここは福岡のホークスショップで有原投手はホークスの主力選手である。ないほうがおかしい話ではないか。
迷いに迷ってタカポイント404ポイント分のグッズを購入した。
「こんなにグッズがあっていいの!?」の延長で、「ガチャのラインナップに好きな選手がおるで!?」が発動し若鷹ガチャを2回ほど回した。
こういうときは1番好きな選手はなかなか当たらないものである。牧原大成選手と大関投手のが当たったように記憶している。それにしても今年のシークレットグッズも含め大関投手の引き運が強いこと。
ホークスストアを満喫したものの、まだまだ時間が余っていた。
目的地は一択、ドーム横のE ZO FUKUOKA(イーゾ 福岡)である。
7階に昨年末できた、Dream!ng Park(ドリパー)が気になっていたので足を運んだ。
ドリパーとは、サンリオキャラクターと遊べる、サンリオファンにとって夢のような空間である。
品揃え豊富なサンリオグッズコーナーはもちろん、有料の体験型アトラクションも存在する。
特に推しキャラはいない(強いて言うとシンカイゾクが好き)が、28歳になったにも関わらず、リズムゲームでハッスルし、オリジナル文字プレート作りに夢中になった。年歳をわきまえた行動をしような。
メルヘンな気持ちで施設をあとにした。
ここで15時も過ぎた。
特にこれ以上することもない。
迷っていた練習見学会に参加してみることにした。
ホークスの練習見学会はクラブホークス会員(ファンクラブ会員)または、タカポイント会員のシルバーステージ以上が参加できる。
わたしはここ数年の定期的なグッズ購入とCS放送視聴の甲斐もあり、後者のシルバーステージタカポイント会員だ。
素晴らしいのは上記の条件を満たした会員ならばチケットに追加料金なしで参加できることである。
京セラドームのオリックスは追加料金を払う必要があるので、ホークス球団に感謝の意を示さずにはいられなかった。
前半まとめ
さて、この後ドーム内に入って練習見学会と試合に臨むわけであるが、1つの記事にすると長くなってしまうので後編へ書くことにする。
試合というより博多とみずほPayPayドーム周辺での楽しみかたになったが、これから初めて訪れるファンの方々の参考になったなら嬉しい。