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2024年暮れに味わった、水星逆行、海王星順行、火星逆行のブレンド。
昨暮れの備忘録を少しずつ。
『つぐない』、『シェイプオブウォーター』、『ロスト・キング 500年越しの運命』、『メアリーとエリザベス』。
これらの映画を三夜連続で鑑賞(夫のアマプラで)。
いつか観るつもりだった『つぐない』はキーラ・ナイトレイの衣装目当て、『シェイプオブウォーター』は大好きな喫茶のオーナーさんのオススメ、『メアリーとエリザベス』も主に衣装目当て(たまに中世ヨーロッパのファッションカルチャーにザブンと飛び込みたくなる)、『ロスト・キング 500年越しの運命』はいけだ笑み先生が鑑賞後にあげてらしたツィートを見かけて I was locked onto it!
何かを説明するときに「そう感じるから」と言うと、とたんに相手にされなくなるし、根拠に乏しいと一笑に付されるけれども、この、「そう感じるから」という直観ほど力強い動機が他にあるのだろうか?
— いけだ 笑み (@emi0711) December 9, 2024
笑み先生が直観のお話をされている様子、そこに水サインの持つ心丈夫さ?強さ? をヒシヒシと感じてしまった。
「『直観で』とは、わたしにはわかるけれど、公の場では言わないほうがいいわ」といったことを、ロスト・キング発掘プロジェクト(としておこう)のリーダーであるフィリッパが、協力者の女性から進言されるシーンには、社会人数年目くらいまでの自分の不器用さを思い出した。
…という遠い思い出語りはさておき、
四作品とも、鑑賞の動機が【ファッション】か、【好きなヒトのオススメ】。こうしてみると金星の欲求炸裂だ。
それと。
作品ごとのモチーフもテーマもランダムなはずだけど、いずれとも、謂れのない濡れ衣/捻じ曲げられた事実、あるいは覇権争いに翻弄される主人公たちの物語、という点が共通してると気付く。
2024年7月末から逆行していた海王星が順行に転じたのが12月8日、そのあたりにまとめて観ることになったのは、単なる偶然だけど、あまりに海王星らしいストーリーだったな、とおもえたからメモ。
とくに『シェイプオブウォーター』。オススメしてくださった方は太陽魚座だし、作品の主軸は、人魚姫ならぬ人魚王子と人間の女性の、純粋な愛のお話(人間になる魔法の代償に美しい声を失った人魚姫と同じように、声と言葉で意思疎通できない二人なのだけど、それ以上のものが通じ合ってた)。
溶かす、越境する、海洋にまつわる、ファンタジー、、、の現実的な表れとして、「海王星とは?」の引き出しにしまっておこう。
師走に入るころ、
・海王星が順行開始(魚座で、逆行期間 2024.07.02~12.08)
・火星が逆行開始(獅子座から蟹座で、逆行期間 2024.12.07~2025.02.24)
・水星が順行開始(射手座で、逆行期間 2024.11.26~12.16)
個人的にはこの3つの天体の動きをカレンダーに記していた。
火星の逆行は、まだこれからが本番って感じだけど、11月末からこの年末年始にかけてを振り返ると、それらのブレンドがどんな味だったのか、ほんのりわかる。同じ組み合わせのブレンドはそうそうないけれど、「こういう感じ」という感触をなんとなく掴んでおこう。
あと、これはもう、いつを振り返ってもそうなのだけど、わたしの個人的な暦では、毎年、10~11月はモノゴトが動く、12月は気が乱れる(ネイタルチャートのアウタープラネッツの影響だとおもっている)。こういうの、決めつけたくないけど、ほぼ季節の風物詩みたいになってる。そこに昨暮れは、海王星、水星、火星がさらにそれぞれの置き土産を降りかけていった様相だ。
薄々知ってたけどサ。変化は必然だけどサ。
「みなさん、すごいことになってます!!!」「みなさん、これはたいへんなことです!!!」といったマスに向けられた大音量の煽り、または、音量はさておき、「最後の◯◯」「◯◯の終わり」「◯◯のはじまり」「世界初の◯◯」(※)といったマーケティング要素に触れるのは、わたしの場合、ごくごくわずかでいいし、できればなくてもいいくらい。自分らしい幸せに気づけるのはどういうとき? どういう場所? どんどんクリアになった。
(※)はじまりも終わりもおっしゃるとおりなのだけど、大声の背景によってはほんとに取らなくていい。いつの間にかキャッチしてしまう仕組みに、いつの間にか自分から入ってしまってる。アレ?とおもうたび、繰り返し抜け出よう。
仮説はあくまでも仮説だし、自分の人生に起こることだけではデータ量として少なすぎるのだけど、自分の特性を知ることの材料として、目の前にあらわれる「こういう感じ」は、いずれともありがたく受けとめていこうではないか。
というわけで、自分のためのタリスマン(お守り)を用意し始める年初である。気づいてるだけでよいのだろうけど、轍が埋まるまでのリマインドに。効果をきちんとはかれるといいな。
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C.K.ドージャー先生の執務室のデスク。
ドージャー先生は元旦生まれ。
三夜連続で映画を観た翌日、写真のとおり、西南学院大学博物館で開催中の『知のアトラス 宇宙をめぐる教会と科学の歴史』展へ出向いたことも記しておこう。
個別の体験を、ふつうの声が届く静謐の中で。それがわたしの好きな距離感。
星の一葉 ⁂ ほしのひとは