燃やす時間
気付いたら、また飲まれている。
そんな過ぎ去りし日々のアレもコレも、
飲まれるたびに燃やして、燃やして、
燃やして、燃やして、燃やして、燃やして、
もうないだろう、とおもっても、
また飛び火しては、燃やして、燃やして。
そんなにしてまで、
もう、あらたな燃料を、
かつていた場所だとか、関わっただれかだとか、
いつか来るかもしれない何かだとか、
自分以外のなにかに求めなくていいんだ。
そもそも他にエネルギーを取りに行くことも、
漏らすこともなかったんだ。
自らを燃やして、というか、勝手に燃えてる。
自然に注ぎ込まれている
果てしのないエネルギーでもって、
いつか素直なものに流れ着くのだから。
惜しむように取っておいたかけらさえ、
燃やしてしまっていた。
いやがおうでも、これまでの感覚も錯覚も手放して、
あらたな自らを開いていく今だ。
(推敲中)
星の一葉 ⁂ 光代