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山口由起子さんと再びお会いして、何かがひっくり返った
山口由起子さんは、主にHSPさんを対象にした生き方とビジネスのコーチです。初対面の前回は2021年11月でしたので、約1年半ぶりの再会となりました。
その間何をやってきたか、ノートを見せながら簡単に説明しました。
すると山口さん、
「そのノート、いいですね(にっこり)」
「へっ?これですか?(ノートの中身ではなくノート自体が褒められたと思っている)」
「ええ、こんな風になかなか書けないと思うんです」
(ここで中身についての言及と気づくわたし)
(そんなもんかな…これはまとめみたいなもんだし、メモで取るノートは結構ぐちゃぐちゃだけどなー)
次に印刷物を見せながら、準備中の売りたいものについて説明しました。
「これを売りたいんですね、ホシノさんは」
「はい、売りたいです。」
「……。ニーズはあると思うんですが、難しい。これをどんな人に売りますか?」
「ニーズはあっても、それを意識できなければお客さんは買えないんです。」
あ゛~~
それって「こんなサービスがあったら、と後になって思うサービス」ってことですか?
「そうなんです。それって難しいですよね。その時は意識に上らないので。しかも住み替えって一生に何度もないですし。」
指摘されて全然ガックリはしなくて、むしろ腹落ちしかなかった…。
個人に売っていくにはあまりに間口の狭いサービスでした。
何かがひっくり返ったのはこの後。
「ご自分でリフォームして、いかがでしたか?」
「家事はしやすくなりましたし、明るくなりました。収納も…」
「それでゆたかな暮らしは実現しましたか?」
「…しませんでした。(うつむく)」
「(自分と対話を始めて)今はどうですか?」
「ゆたか、までは言えないかもしれないけど、楽になってきたと思います。」
ん?
「ゆたかな暮らし」を実現するのに必要なのは、
住環境だけじゃなく、住まい手自身も整っていることだと
身をもって経験してるじゃん…!!!
(セッション中にここまで明確にできたわけではないですが、つまりはそういうこと)
「このノートの書き方を教えるのってどうですか?」
「…え?」
「これは、ジャーナリングというものです」
(そんな分野があるんだ…知らんかった)
伝わってきたのは
山口さんが、「私が建築というハードを仕事にすることに違和感を覚えている」ということです。
前回もそうでした。建築とインテリアコーディネートならどっちですか?みたいな聞き方をされたんです。
今回はより踏み込んで指摘されました。
「売るものは、もっと柔らかいもの」
山口さん、その人を「つかむ」ことに長けているのです。
かなり切れ味は鋭く、そこを信頼してのセッションです。
だとすれば、建築物を実現に向けて作り込む「設計」よりも「コンセプトの提示や活用法」。
建築物の使い手がゆたかな暮らしをするための、「自分を整える手助け」。
「自分を整える手助けとしての、ジャーナリング」
個人に売ることができ、間口が広く、何度でも利用していただけます。
自分の強み(内省など)や、ここ2年でやってきたことも活かせます。
「(小さく手をたたきつつ)できましたね(にっこり)」
「はい…できました…」(戸惑いつつも「ビジネスの物語」ができたことはわかった)
ひゃー、こんな展開になるとは思ってもなかった。
(※会話の内容は一字一句この通りではなく、誤解のない程度にまとめています)
この1年半で、「愛を届けることができれば、手段は変わってもいい」と思えるようになっていました。
ゆたかな暮らし.net の趣旨にも沿っている。
新しいチャレンジはわたしをどんな場所に連れて行ってくれるのでしょう。
勇気を出して、一歩踏み出します。
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