自信過剰な絵本作家。
ぼくは絵本作家になる前に10年間公共図書館で働いていました。
児童担当としておはなし会を毎週やっていた時期もあります。
赤ちゃんのための初めての絵本を紹介するブックスタートという活動も長年担当していました。
絵本10,000冊以上
もともと絵本作家になるために、絵本がたくさん読みたくて図書館で働きだしたので、10年間で絵本や児童書は合わせて10,000冊以上は読んできました。
だからぼくは、絵本作家になるまでに
一番絵本を読んで
一番絵本をひとに読んで
一番絵本に対しての質問をされて答えてきた絵本作家です。
こんな経験をしている絵本作家が他にいるなら教えて欲しいくらい。
もちろん絵本を読むのは楽しいし、絵本は大好きです。
でも、絵本を10,000冊読んで感じた事は…
「そんなにおもしろい絵本て少ないんだなー」
「これならぼくが考えている絵本の方が何百倍も笑えるなー」
という事。 生意気な素人です。
それでも「この絵本作家さんはすごい!」と感じた絵本作家さんが二人います。
…まぁそれはまたいつかしゃべります。
絵本作家としての「自信」
でも、たくさんの絵本を読んできたおかげで絵本作家になるための「自信」がつきました。
よくかみさんに「あなたは自信家だ」と言われます。
でも、自分では自信家どころか「自信過剰だ」と思っています。
自信過剰って悪口みたいに使われますが、自信過剰って良い言葉じゃないですか?
ぼくは結構好きなんですよ自信過剰。
自信とは自分を信じる事。
ぼくは、ひと一倍ぼくの事を信じています。
だからぼくは「自分を信じていない人」を信じません。
自分を信じていない人に他人を納得させられる仕事は出来ないから。
図書館で読んだほとんどの絵本に対して
「これは本当に自分を信じてかいた絵本なのか?」
そう感じていました。
はい。生意気な素人です。
でも、自分を信じてかいた絵本じゃなかったら面白いはずないでしょ?
笑えるはずないでしょ?
ぼくはぼくの絵本を信じています。
ぼくの絵本は、たくさんのひとを笑わせる事が出来る絵本です。
新しく絵本を書くときも「この絵本は日本で一番笑える絵本だ!」そう信じて書いています。
なのでウケないとめちゃめちゃヘコみます。
そりゃあもうめちゃめちゃヘコみます。
まぁそれはしょうがない事ではあります。
まぁそんな事はめったにないですが。
まぁたまにはありますが。
こんな自信過剰な絵本作家の絵本見たくなりませんか?
「こんだけ言ってんだからそりゃ面白いんだろうなー」
「よっぽど笑えるんだろうなー」
というハードルを是非是非おおいに上げて見てもらいたいです。
かるく越えていきますから。
こんな自信過剰な絵本作家が他にいるなら教えて欲しいくらい。
でもね。子ども達の絵本に対する反応には物凄く謙虚です。
唯一と言って良い位。
子ども達に対しては謙虚。
それはね。大人達だけが笑えて子ども達は笑えない、そんな絵本は書きたくないから。
子ども達も大人達も「本当の意味でのみんな」が一緒に笑える絵本を創り続けます。
書き続けます。
そんな唯一無二の絵本作家としてこれからも生きていきます。