キラキラ光るネオンは、この町で誰かが言う『愛してる』と同じくらい今日もハリボテ。
今日の稼ぎはいくらになるだろう?
あたしの価値はいくら?
ジェットコースターみたいに不安定な日々
『愛』なんてこの世に存在してないんじゃないの?
ラブソングが鬱陶しかったあの頃
寂しい感情に振り回されて
小さい鞄ひとつと数千円握りしめて
新宿歌舞伎町に住み着いた。17歳
ここに来れば似たような境遇の子が多い
みんな笑ってるけどどこか寂しい目をしていた。
それでもどこか居心地がよかった
でも、出会う人に騙されたり散々な恋愛したり
あの頃は自分の将来に明るい希望は全然なかった。
いつか死ぬだろうし、早くその時が来たら...
人生リセット出来たらどれだけ楽なんだろ?なんて
そんなことばっか考えてた。
今考えてみると
この頃が一番孤独で一番惨めだった
愛?なんだそれ、あれから何年経ったって
未だに未確認物体だよ。
今もキラキラ光るネオンは
この町で誰かが言う
『愛してる』と同じくらい今日もハリボテ。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?