見出し画像

冬眠中

すでに他界したおじいちゃんが90歳の時に書いた手記によると、江戸時代文政6年に建てられ、200年に少し届かないくらいの建物をなんとか活用しようと息子と活動中。

昨年、水使用問題により宿泊施設としてリノベーション計画が一旦ストップ。それからは、この冬の寒さで2回も水道管が破裂。ちゃんと水抜きしたり電熱を入れたりして養生はしていたんですけどね。さらに、友人がボランティアで池まわりの整備してくれていたところ、誤って近隣につながる水道管を切ってしまい、しばし断水させてしまうという事件もあって、かなり水問題で心がおれました。

そんな時に無理に動いても、いい事なかろう!としばし大人しくしている昨今。

おばあちゃん、おばちゃんの着物が大量に残されていたので、せっかくだからこの機会に着物を着られるようにしようと、解説本や動画を駆使して自力で着付けを勉強中。まだまだですが、だいぶ着られるようになってきました。この古民家に来るゲストをお着物でお迎えしたいものです。

そしてもう一つ、日本のわびさびや建築様式などを本でおさらいしています。谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」は大学の時に必須で読まされたのですが、その時は「くらーい話だなぁ」と思って全く理解できていなかったのですが、トイレなんか暗い方がいいのだ!なんて言っていたりするのが、今ならよくわかるし共感できる。

天気予報によると、来週あたりからだんだんと春めいてくるらしい。そしてこの古民家に関わり出しての2度目の春がやってきます。
冬眠から目覚めるのはもうすぐかな?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?