EvernoteとScrapbox、Keep、OneNoteを使い分け
利用しているクラウドメモサービスの向き不向きを捉えたいなぁ、と思って言葉にしてみる。「○○するなら、××。なぜなら~に向いてるから!」って自分の中での使い分けを鮮明化したいなぁ、と思ったのです。
# クラウドノートいろいろあるけど、それぞれの用途を一言で言うと何?
普段使ってるEvernoteとScrapbox、Keep、そしてOneNoteについて
自分の中での位置づけを一言で表現してみる。
●Evernote
EvernoteはToDoの手帳であり、資料のスクラップBookである。
「直近で管理したいモノ(ToDoや進捗)」を書いて、「残しておきたい資料とログ」を保管する先がEvernote。ここを見れば「いま自分がしていること」と「過去に自分がやったこと」が分かる、ように出来る。
手帳+スクラップブック。
ToDoを書いたノートと、関連する資料を紐づけてさっと取り出して、また閉じて保管する。
そんな使い方。
●Scrapbox
Scrapboxは読まれることを意識した外向けのメモである。
想定読者には未来の自分も含む。誰かに見せたい、語りたい、の内容をScrapboxに書く。実際に誰かと話している中で、「自分のメモを辿るときはScrapboxを見る」、としたい。
ポストイット+自由自在の関連紐付け。
誰かに話そう、って内容をポストイットのように書いて貼って並べておく。そして目的の1枚を取り上げ時に、関連するポストイットたちも連なって取り出せる。
そんな使い方。
●Google Keep
Keepは自分個人へ向けた走り書きのメモである。
思いついただけ、気になっただけ、の未だ方向性の見えないモノを走り書きする先がGoogle Keep。それをどうするか、未来の自分も含めた誰かへ見せるのか否かどころか、そもそも「どうしたいの?」も明確になる前の、パッと浮かんだモノを「それ逃すな!」と捕まえて置く場所。
メモ切れ端+強力な検索。
一文でも、単語でも、画像1つでも、何でもいいからメモして雑に積み上げる。埋もれることも大いに許容する。引っ張り出すときは、画像も含めてキーワードで検索。
そんな使い方。
●OneNote
OneNoteは1ページに描きこみも含めて自由に纏めるためのノートである。
1枚の紙としてみたい内容を書いてまとめる先がOneNote。・・・以上のことは、未だ掴めてない。私の用途だと未だあまり出番が無い。
模造紙に描いてまとめるような用途に向いているんだと思う。んだけど、私は「描く」ってことに馴染みがあまりない。文字で「書く」方に慣れ親しんでいるので。
# どんなメモの目的に、どれがおススメ?
- 軽量であることが最優先。ササっとメモしたい。⇒ Google Keep
- 複数デバイスから気軽にメモして参照したいならコレ。軽さは最高。
- ただし、テキストと画像のみ。
- 視認性の良さが最優先。パッと見て把握したい。⇒ Scrapbox
- 関連したメモも拾い上げる視認性が最高。
- ただし、定期的な参照と編集には不向き。
- 1つのまとまった記録として残したい。⇒ OneNote
- いろいろ追加で書き込みたい、描きこみたい。
- ただし、カードビュー形式のサムネイル無し。視認性は良くない。
- Webページを保存したい。スクラップブックのように。⇒ Evernote
- 「Webクリップ」といえばEvernote。右に出るものなし。
- ただし、ノートの量が増えると動作が重くなりがち。
- 特定の用途でなくまんべんなく使えればいい。⇒ Evernote
- これと言った不得意無し。検索も優秀だし、視認性も良い。
- ただし、ノートの量が増えると動作が重くなりがち。
以上ー。
# 蛇足
「用途とを一言で」って最初に書いたけど、どうしても書き足りなかったので(ぉ)、それぞれの得手と不得手をもう少し述べてみた。
ちなみに、冒頭のそれぞれクラウドノートを表現してみた絵は、Scrapboxページ内でスケッチ機能「Drawing」を使って描いてみた。下手な絵で申し訳ないが、Drawingを使ってみたかったのだ。
ここ1か月くらい、自分の中でScrapbox熱が急上昇中。これまで「Evernote:18, Keep:1, OneNote:1」くらいだった利用比率が「Evernote:9, Scrapbox:7, Keep:3, OneNote:1」に変化した。面白いのは、Scrapboxの利用率が「これ良いじゃん♪」って上がると同時に、Keepの利用率も上がったこと。