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【朗読 坂口安吾「恋愛論」】安吾の言葉に耳を傾けて、ふと人生を考えたい夜に


朗読、というと堅苦しいイメージや難しい感じがする人もいるかもしれません。

私はどちらかというと、内容よりも語感、語調、リズム、小気味よさ、そういうものが大切なようです。


📖 私のお気に入りポイント3選✨



① キャッチーな冒頭♪

「恋愛とはいかなるものか、私はよく知らない。そのいかなるものであるかを、一生の文学に探しつづけているようなものなのだから。」


恋愛とはいかなるものか

人生とはいかなるものか

人間とはいかなるものか


坂口安吾でさえ、一生の文学に探し続けているのだから、私たちがそうであっても当然だよねって気持ちになります。


② 意味に関係なく、リズムが楽しい♪

「愛する人は愛してくれず、欲しいものは手に入らず、概してそういう種類のものであるが、それぐらいのことは序の口で、人間には『魂の孤独』という悪魔の国が口をひろげて待っている。」


意味とか考えず、リズムが好き。ところどころ、ノリノリで読んでる箇所があるので、聞きながら探してみて笑


③ 大切なことをポロッと言ってくれるところ♪

「問題は、ただ一つ、みずからの真実とは何か、という基本的なことだけだろう。~中略~

醇風良俗によって罰せられるよりも、自我みずからによって罰せられることを怖るべきだ、ということだけはいい得るだろう。」


本来の自分の望みに背いてないか?自らの内なる声に従っているか?と問いかけられている気がします。


🌙 睡眠のお供に。創作活動のインスピレーションに。

ぜひ、聴いてみてくださいね✨

🔗 朗読はこちら →【https://youtu.be/YNbR4sR04DI


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