【メモ】 デジタル時代の知的生産術:Google KeepとCosense(旧Scrapbox)で始めるツェッテルカステン
今回は、ツェッテルカステンというメモ術をご紹介します。
このメモ術は、ドイツの社会学者ニクラス・ルーマンが考案したもので、『TAKE NOTES!』という本でも紹介されています。
ツェッテルカステンとは?
ツェッテルカステンとは、ドイツ語で「ツェッテル(Zettel)」は「カード」や「紙」、「カステン(Kasten)」は「箱」を意味します。
つまり、アイデアや情報が書かれたカードや紙(ツェッテル)を箱(カステン)に蓄積し、関連する情報を結びつけることができるようにするメモの取り方のことです。
これにより、新たな発想や知識を生み出すことができるようになるそうです。
デジタルツールで実現するツェッテルカステン
検索性: デジタルツールなら、大量の情報の中から必要な情報を瞬時に見つけ出すことができます。
可搬性: ノートやペンを持ち歩く必要がなく、いつでもどこでも情報にアクセスできます。
柔軟性: 情報の追加、編集、削除が簡単に行え、常に最新の状態に保てます。
Google Keep(Notionを一部併用)とCosense(旧Scrapbox)で始めるツェッテルカステン
Google Keepで情報収集:
Google Keepは汎用性のあるメモツールです。端末を限定せずに使えるのが魅力です。Appleのメモアプリも良いツールだと思いますが、Windowsで使えないのが残念なところです。
とりあえず、なんでもGoogle Keepのメモに書き留めます。ただし、明らかにタスクであるというものは別のタスク管理アプリに、最初から保管しておきたいと思う情報はCosense に入力しています。
Webページなども気になる部分をコピペして、URLと共にGoogle Keepに投げ込みます。記事全体を取り込みたい場合は、「Save to Notion」というChromeの拡張機能を使って、Notionに取り込んでいます。(この辺の使い分けはまだ試行錯誤中)
時間ができた時に、Google KeepやNotionにある情報をCosense(旧Scrapbox)へ移します。
Cosenseに移動しなかった情報はアーカイブまたは削除します。
Cosenseで情報管理:
Cosenseには、保管しておきたい情報(ちょっとしたメモ以外)を入れます。題名は、メモの内容がわかる程度の内容にします。
基本的には、箇条書きで情報を記述します。
リンク機能を使うことで、将来的にリンクされる情報が増えていきます。リンクしたいキーワード、フレーズなどは[ ]でくくるだけでリンクができます。
リンクで情報がつながり出すと、考えるヒントになります。
ツェッテルカステンを成功させるポイント
継続が鍵: ツェッテルカステンは、継続して情報を蓄積し、結びつけることで効果を発揮します。毎日少しずつでも良いので、情報を書き留める習慣を身につけましょう。ツェッテルカステンを紹介した『TAKE NOTES!』では、1日3枚のメモで十分だと書かれています。
自分なりの工夫を: ツールや情報の分類方法など、自分にとって使いやすいようにカスタマイズしましょう。
最後に、『TAKE NOTES!』を読んだ時に、「ツェッテルカステン」で検索して、実践する際に参考にした佐藤かえでさんのYouTube動画をご紹介します。
Google KeepやCosense(旧Scrapbox)の使い方の紹介もあります。デジタルツールを使ったツェッテルカステンの実践にとても参考になります。
また、Cosenseの使い方については、『Scrapboxing(スクラップボクシング)』という書籍を参考にしてみてください。
【参考文献】
・『TAKE NOTES!』(著)ズンク・アーレンス:(訳)二木夢子:日経BP社
・『Scrapboxing(スクラップボクシング)』(著)吉良野すた
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