「マネジメント」で必要なことは?
今回は、星影がVライバーになって事務所所属して「マネージャー」というものがついてから経験したことと、個人的に声優、俳優、歌手などの後輩育成などを通して感じたことをまとめていこうと思います。
そもそも、マネジメントやマネージャーの概念とは?
『マネジメントとは資源や資産・リスクなどを管理し、経営上の効果を最適化しようとする手法を指し、経営学の分野の一つで、経営者の経営そのものを指す場合が多い。』
この上記の文章を読んでもらった通りだが、ここで重要になってくることは、皆が思ってるマネジメントについての話。
ここで、「マネジメント」とセットでよく言われてるのは、「マネージャー」って単語になる。
マネージャーの意味は管理や運営など、目標に向かって誰もが能力を発揮できるようサポートする人のことで「自分で仕事をするのではなく、人に仕事をさせる人」のことを指す。
個人的にマネジメントとマネージャーというもので、重点を置かないといけない部分は資産・リスクを管理するという部分と目標に向かって誰もが能力を発揮できるようにサポートをする人という部分である。
マネージャーに向いている人、向かない人
心理学&経済学の面でマネージャーに向いている人5選
なぜ、このタイプの人たちが向くのかというと、マネージャーとは「目標に向かって誰もが能力を発揮できるようにサポートをする人」という部分において、マネジメントする人に対してしっかり話を聞き、その人や企業に寄り添い、その人が何を求めているのか、何をしてほしいのかを把握し、リスクを最小限に減らした上で考えて動く必要があり、上手くいかなかった時に諦めたり、投げ出したりしない精神がないと、人や企業のことをマネジメントするのは難しいと思ったからです。
心理学&経済学の面でマネージャーに向いてない人5選
なぜ、このタイプがマネージャーに向かないのかと言うと、人の話が聞けないということは、どれだけ意見を言っても無視されたり、改善されなかったり、そのマネージャーや経営者にとって不利になることやプライドに関わることを言われただけですぐ喧嘩になったりして、何事も動かなくなるし、マネジメントする人や企業に対して逆に不利益しか起こさなくなるからです。
あと、普通にマネージャーに関わらず、このタイプの人達が上司や先輩、社長や取締役とかでいたら普通にその人について行かないといけない人達が大変ってのもあって、このタイプはマネージャーだけに関わらず、社長や取締役、上司など人の上に立つ仕事はそもそも向かないと思います。
マネジメントにおいて大事なこととは?
「マネジメント」と聞くと、難しいそうとか大変そうって思う人は沢山いると思います。
今回の場合だと、Vライバー事務所にはなってしまいますが、大体の事務所ではデビューするまでにどんなことをするのか、どのような準備をするのか、場合によってはレッスンがある場合や定期的な面談のことだったり、宣伝だったり、配信事務所であれば初配信などの予定、今後のイベントの予定など色んなことを考えなければならないので確かに大変です。
でも、ここで1番大事なことはマネージャーとタレントの関係だとしても人間関係であることには変わらないので、相手の目線になって「何をしてほしいのか」ということを理解し、動き、しっかり話し合いをすることです。
分かりやすく言えば、人間は話し合わなきゃ互いの思考はエスパーじゃない限り、理解することは難しいのが現状だから、しっかり相手の話を聞き、場合によっては意見を言うことも大事ってことです。
星影が見た「このマネジメントは危ない!」と思ったもの3選
①マネージャー1人に対し、タレントを5〜8人を任せること
②文章だけで連絡を取る人(忙しい時は例外)
③タレントとかの経験なしでマネジメントをすること
なぜ、この3つが危ないのかに関してはこの後で詳しく書きますが、簡単に言うと文章だけで相談したいこと全部が解決するわけないのに、タレント経験無しでど素人に現場のことやタレントが求めてることが理解できてない状態で一気に5人〜8人、場合によっては10人以上の人をいきなりマネジメントしてくださいって言われたら皆さんならどうしますかって話です。
なぜ、マネージャー1人に対し、タレントを5人以上任せてはダメなのか
これに関しては理由は至って簡単です。
マネジメントをするのは内容的にとても大変です。
だからこそ、一気に5人以上任せるのはダメです。
確かに、1人のマネージャーがタレントを5人以上マネジメントをすれば人員削減やら色々できるであろうが、その分マネージャーの過労が心配される。
実際に自分のことを担当してくれたマネージャーは自分以外にも3人ほどマネジメントしていたが、その他にも新人マネージャーの育成やグッズ制作などが忙しく、宣伝のことやイベントのことなどの相談に乗るのも難しい状態で最終的には文章でのやり取りがメインでした。
マネージャーの仕事内容にもよりますが、先程書いた状態では間違いなくマネージャーの過労が心配されるのもあるが、タレントから苦情や苦言が出ても致し方ない状態になります。
そうなると、少なからず会社(事務所)とタレントの信頼関係に亀裂が入ることになります。
星影の体験談を元に言うなれば、1人のタレントを失うことは、5人のタレントを失うことに繋がります。場合によってはタレントに損失しか生み出さない可能性や本当に才能がある人を潰しかねない状態になります。
少しでも、「事務所に貢献したい!」とか「しっかりタレントをマネジメントしたい!」って言うのであれば、できる限りマネージャー1人に対して、マネジメントするタレントの人数は1人の「ワンツーマンでしっかり寄り添い、一緒に成長する」という精神の元で行動したほうがいいと思います。
もし、マネジメントしてる人や事務所などが「人員の確保が難しいんですよね〜w」とか言ってるようであれば、「それって事務所がちゃんと人員募集かけてないのが悪いんですよね?」って言ってあげてください。
なぜ、文章だけじゃで連絡を取るのはダメなのか
文章だけでも連絡取ってるけどそれだけじゃダメなの?と思う人も中には居ると思いますが、別に文章だけのやり取りが悪いとは言わないが今回は文章"だけ"で連絡を取るのがなぜダメなのかというのをわかりやすく説明します。
皆さんは文章で説明するってなった際に、「これ、文章にすると確実に長くなるな」とか「文章で説明がしづらい」、「直接通話で聞きたいのに」って思ったことはありませんか?
自分はこういう経験がよくあります。
なぜなら、元々文章で説明するのが苦手で通話で直接話したほうがわかりやすいなと思っているからです。
ここからが本題で、なぜ文章だけじゃダメなのかということなんですが、簡単に言うと文字を打つ時間があれば時間が合う時に通話して色々話し合った方がタレント側としても色々聞けて安心するし、文章で話すとなると24時間対応状態になる可能性もあるし、そんな状態で何人もタレントをマネジメントしながらの対応となると本当に過労に繋がる可能性があるからです。
星影の体験談としては、自分自身も高校生の時に2つほど集まりの運営やその集まりの人と外部の人を合わせて50人ほどマネージメントをしていたが、その時に全部文面で話してた結果、24時間対応にならざるを得ない状態になり、結果としては貧血と寝不足、過労で過去に倒れて救急搬送されて、危うくあと一歩で死ぬかもしれないって状態までになったからです。
ちなみに、その当時の星影は昼間は高校で勉強、それが終わったら配信、家事諸々して仮眠取って、起きたらYouTubeの作業をするって感じで、そのちょっと合間や自分の活動の裏方作業しながらライバーなどのマネージメントをしてました。
星影としてはこれからマネージャーになる人達には過去の自分みたいな事にはなって欲しくないので、マネージャー側としてはタレントと通話の時間を合わせるのは確かに難しいかもしれませんが、タレントが文章で相談したいと言わない限り、できる限り通話するようにしてください。
あと、星影の体験談の中でこれはライバー側の体験談ですが、通話で相談したいとマネージャーに言ったのにも関わらず、「忙しいので文章で相談してください」と言われ、本当に聞きたいことも聞けず、タレント側として「これって自分、放置されてる?」って感じました。
しかも、その時に頼れる先輩も3人ぐらいしかいなかったので、尚更その場所で配信することにかなり不安でした。
(最初から宣伝がなかったから事務所に対する信頼度はだいぶ低かったからここでは省略します。)
少なからず、自分みたいな感じになった場合だと事務所やマネージャーに対する不信感も高くなるが、それと同時に孤立感や孤独感が重なり、タレント側のメンタル的によろしくない状態になります。
もし、誰かのマネージャーをするのであれば、ちゃんとタレント側、マネジメントする人の要望や質問をしっかり聞き取るために通話でのやり取りをしてください。
もし、今誰かをマネジメントしてるよとか、これからマネージャーとして働くよ!という人にはこれ以上、星影のように事務所に所属したけど所属しただけ無駄だったと思わせる行動や、タレントをガッカリさせるような行動をしないでください。
なぜ、タレント(ライバー)の経験無しでマネジメントするのはダメなのか
これに関してで言うと、「皆さんは全くやったことないことを人に教えることができますか?」って聞かれたときに皆さんならどう答えますか?
おそらく、大半の人が「無理」とか「できません」って言うと思うのが現状。
そんな何も情報がない中で、人に仕事を教えるとか人をマネジメントすることができますか?
これも、大半の人は先程の答えと同じで「無理」という返答が返ってくると思います。
ただし、例外でマネージャーが個人でライバーなどをしていたとか、現在もライバーとして活動していて、新しくマネージャーとして活動するとなった場合です。
ただ、大半の人は経験なしでマネージャーをすることになるケースが多く、大体ライバー側からの悩み事として上がるのが、「マネージャーが配信のことを分かってなくて相談しづらい」という内容で、星影自身もライバーとして活動していてかなりの確率で色んな人からマネージャーに相談しづらいから相談しに来たっていう人達が多く、経験者じゃないと分からない部分や細かいサポートだったり、ライバー特有の悩みを解決することは難しいと星影の実体験や周囲の話を元に思っています。
上記のことから、これからマネージャーやりたいよ!という人達には大変かもしれないけど、1ヶ月〜3ヶ月とか短期間だけでもいいからライバーの経験など、その他の経験をどんな形であれやってからマネージャーになった方がいいと思います。
そうすれば、ライバーが求めてること、ここを改善すればもっと伸びるとかそういう細かいところも見えてくるはずなので、マネジメントの役に立つと思います。
もし星影の言ってることが「嘘だ」と思うなら1回試しに何も経験なしに人をマネジメントしてみてください。そこで失敗した時に初めて星影の言っていたことが分かると思います。
マネージャーを目指す人がやること&大切なこと総まとめ
①ライバーなどのサポートをしたい人は色んな配信アプリをとりあえず短期間でいいからやってみること。
②文面で話すことも大事だが、通話で話すことも大事。
③マネジメントする際に1人で3人以上抱えるのはダメ。
④事務所などでタレントをマネジメントするなら、タレントのこともマネージャーのことも大切にしてくれる所に入ること。
以上のことが今後マネージャーになりたいよ!という人に対してやることと、大切なことになります。
所々で書いてたと思いますが、マネージャーやマネジメントは確かに大変だし、やることは多いけと、やりがいがある仕事でタレントと一緒に成長できる良い仕事です。
もし、今誰かのマネージャーとして働いてるマネージャーさんや、誰かのマネージャーとして働きたいって人はこれを参考にしてくれたら嬉しいなと思います。
そして、ライバー事務所にマネージャーとして所属してるマネージャーさん達はこれを見て本当にマネージャーとしてタレントをしっかりサポートできているのか、マネジメントできているのかとか色々振り返ってくれたら嬉しいなと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。