柿村物語(Minecraft)#3
採掘を終えて、上がってきたら雨だった。
まだ家がないから、作業台もチェストもカマドも雨ざらしだ。
雨、パスしたいなぁ。
夜の雨ならパスする方法がある。
ベッドを手に入れるのだ。
ベッドに横になると夜をひとっ飛びできる。あっという間に朝がくる。
そして雨も上がる。
たいまつで明かりを灯しても、日中の明るさにはかなわない。
そろそろ、ベッドがほしい。
ベッドをこさえるには、羊から取れる羊毛3つと木材3つが必要だ。
木材はすでにあるから大丈夫。あとは羊毛だ。
しかしここへ来て何日も経つが羊をまったく見ていない。
羊を探すついでに、この辺りを散策してみることにしよう。
散策に出かける前に、遠くからでもわかるように目印を立てる。
高く土を積み上げただけの単純なものだけど、方向音痴にはなくてはならない。
何度か生まれ変わって得た知恵だ。
山をいくつか超えて、見晴らしのいいひまわりの草原に出た。
牛や羊や豚がのんびり草を食む。
十分な羊毛をゲット!!
早速ベッドを作成!
これで夜をスルーできる。
横になったとたんに爆睡し、途中で覚醒することなくあっという間に目が覚める。
日没とともにベッドに入り、夜を飛び越えて朝を向かえる。
健康的な生活が遅れるようになった。
今日も元気いっぱい!! 作業がはかどる!
散策の途中でサトウキビも見つけたので、川辺に植えておく。
サトウキビからは紙や砂糖が作れるのだ。
紙は今後、重要アイテムになる。
旅に出るときの地図になり、行商人や村人と交易するときの交換品になるから。
さて、
道具を鉄製にグレードアップした。
地図も手に入れた。
あふれるチェストの中から、旅で必要となる材料をセレクトして、旅支度を始める。
あとは、川や海を渡るボートを作って、さぁ、準備ができた。
よし! 本拠地を探す旅にでよう。
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マイクラには遊び方がいくつかある。
「サバイバル」という冒険を楽しむモードと「クリエイティブ」という建築重視のモード。
「サバイバル」は難易度でピース、イージー、ノーマル、ハードがあり、イージー以降は夜になるとゾンビがでてくる。
私はゾンビが嫌いなので、ピースというゾンビがでず、お腹が空かない超初心者モードで遊んでいる。
ただ、それでも殺生はする。
ベッドを作るために必要な羊毛を手にするには羊3頭あの世に送らなければならなかった。
空腹を感じるモードなら、もっと動物を殺す機会が増えていただろう。
牛肉も豚肉も鶏肉も魚も食べてるから、当然いのちを頂いているわけだけど、自分のために自分の手で殺生するのはちょっとだけ気が引けた。
すぐ慣れてしまうところが、なんだかな~と思うが・・・。(-_-;)
それからベッド。
睡眠は身体から意識が抜ける時間。
物質世界から開放される時間。
嫌なこと、不要なものを捨てて、目が覚めたら、新しい自分が生まれる。
そういうものだと認識しているが、最近、あまりいい睡眠が取れていない。
マイクラのベッドみたいに、横になったら爆睡し、中途覚醒もせず、あっという間に朝がきて、爽やかに目覚められたらどんなにしあわせだろう。