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命がけで遊んでるって感じ「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力」
現在開催中の展覧会「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力-世界の女性アーティスト16人」を見に森美術館に行ってきました。
公式サイトはこちら
→エナジー展:挑戦しつづける力-世界の女性アーティスト16人
大きな作品が多く、全体的にすっきりした展示という印象でした。
”女性”というと、繊細さや揺れ動く心情を表した作品…そんなイメージを持っていたけれど、どちらかというと逆。そのままストレートに媚びない大胆さを感じました。
印象深かったのはこちら。
ヌヌンWSというアーティストの作品なのですが、偶像崇拝を禁じるイスラム教の伝統を反映して制作された作品です。
抽象画です。
何かを見て、もしくは経験して、あるいは頭の中の想像から?何かがきっかけとなり生み出された絵画だと思うのですが、何から着想を得てどう変化して作品として誕生したのか知りたくなりました。
いろんなものを引いて、そぎ落として、エッセンスだけをぎゅっと濃縮した完成形なのかな~、なんて思いながら見てましたよ。
作品とともに、アーティストのインタビュー映像も流れています。
何気なく見ていたら、インタビューで語られる言葉がとても心に響きまして。語られていることは作品や創作についてのことなのですが、自分の中にあった迷いや疑問みたいなことの答えのように感じて。
驚きつつも、必要な答えは何かの形で出てくるもんなんだなぁと。意識がそっちに向いているから、そうとらえただけなんでしょうが、挑戦しつづける力で作品を生み出すアーティストからの言葉です。そこには底知れぬパワーが宿っているはずです。
気に入ってずっと見ちゃったのが、三島喜美代さんの作品。
古新聞、雑誌が積み上げられていますが、これ陶器なんです。
ゴミ箱と空き缶。これも陶器。
丸められている紙くず。これも陶器。
薄くて軽くて、切ったり、ぐしゃぐしゃに丸められる紙という材質と、固くて冷たい陶という異なる材質を合わせて見ていると、概念が外れますね~。
あとすごく響いたこの言葉。
命がけで遊んでるって感じですね、一生。
その遊んでる感じでずっと行ってますから、苦にならない。
こういう生き方ってステキだな~って。
命がけで遊ぶこと、遊べることは、もう至福で使命なんじゃないかと。
ボリューム的にも多すぎず、ひとつひとつをじっくり見れる企画展でした。
挑戦し続ける力を、作品を通してじっくり浴びてきました。
今日もありがとうございます。
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