今年(も)学んだこと
今年学んだこと。
それは「勇気を出してみたら新しい世界が見える」です。
……。
……。
……すみません。ちょっと盛りました。
「(少しだけ)勇気を出して(いつもと違うことをしてみたら)新しい世界(とまではいかないけれど、少し違う風景)が見える」です。
今年の私の場合それは……
☆「あしらの俳句甲子園」に出た
☆俳句のカルチャー講座に通うようになった
☆PTAの本部役員を引き受けた
……の3つでした。
私にとって、俳句もPTAの役員も、それまでもずっとやっていたことです。
全く知らない新しい世界に飛び込んだわけではありません。
例えるなら「いつもは曲がらない角を曲がって、いつもと違う道を通ってみた」くらいの勇気です。
それでもちゃんと違う風景が見えるんですねぇ。
例えば本部役員をやると、他の私立学校の校長先生やPTA本部役員さんと会う機会があります。
そのおかげでムスメが進学しなかった学校のことを知る機会がありました。
そもそも私は小学校から大学まで公立の学校へ通ったので、私立の学校の様子を垣間見ることができる、しかも複数……というのは貴重な体験です。
他にも本部役員にはムスメの学校の文化祭の運営にも関わる機会があったのですが、文化祭直前はなぜかムスメより私の方が忙しかった(笑)。
自分が現役だった時の文化祭では体験しなかった忙しさだったので「なるほど、世の中にはこういう青春の1ページもあるんだねぇ」と今更ながら新鮮でした。
まさか50代で陽キャ的な学校行事に関わるとは……。
そういう意味では「あしらの俳句甲子園」もカルチャー俳句講座も、昨年までは、陽キャのみなさんが楽しそうにやっているのを少し離れた場所から見ているだけでした。
(俳句に陽キャ……の是非はあるかもしれませんが、どんなジャンルにも日の当たっている眩しい存在はいらっしゃいます。)
句友さんたちからは「(あしらの俳句甲子園も俳句講座も)参加した方がぜったい楽しいよ」と言われてきましたし、今なら私も自信を持って同じことを言います。
見ているだけでも楽しいものは参加するともっと楽しいよ、と。
でも、実際に一歩を踏み出すまでは「そうは言ってもねぇ」と尻込みをしていました。
だから勇気が出せない気持ちも、勇気っていうか……面倒くさいんだよねという気持ちも分かります。
なにせ私は想定される面倒な事態を避けるためだけに、締め切りをきっちり守り、時間厳守、約束も破らず生きてきた結果、世間様に「真面目な人」「しっかり者」と勘違いされるくらい、歴戦の面倒くさがりなので……。
しかし、50年も面倒くさがりをやっていると、さすがに気づいています。
たいていのことは、実際にやってみると、思っていたより面倒くさくない。
そうです、案ずるより産むが易しなのです。
そんなわけで、来年も引き続きいつもは曲がらない角を曲がるくらいの勇気を出していきたいと思います。