人間ってそういうもの(OSHO.14)
14.INTEGRATION
OSHO禅タロットの大アルカナについて自分事として書いてみます。
2つの相反する要素が統合されている状態が描かれています。
陰陽の玉を手に持った人。
左側は 太陽、昼間、火、男性性
右側は 月、夜、水、女性性
下に描かれているのは「ウロボロスの蛇」で、自分の口でで自分の尻尾を咥えていて、始まりと終わりは繋がっていることを示しているそう。
これ、意外と難しいテーマ。
例えば神のような存在や、100%純粋であることに憧れはあります。
でも私はそんなに心がキレイなわけでもないし、ダークサイドももちろある。
怒りや悲しみというネガティブな感情もあるし、乗り越えられない心のわだかまりもある、というか、ありました(過去形)。
急に現実的な話になるのですが、実は今年に入ってから、母が脳梗塞で倒れて入院しました。喋ることもできないし、数ヶ月は入院になりそう。
私、嫌いな人っていないほうなのですが、父とはあまり仲良くなくて長年心をひらいて話したりできなかったんです。
でも母のことで毎晩1時間とか電話していて、ちょっと深い話までして、そしたらなんか急に仲良くなって今まで嫌だったことがなんとも思わなくなったのです。
私はもう52歳ですので、ほんとうに長ーーーーーい時間、私と父はわだかまっていたわけで、たぶん死ぬまでこんな感じなのだろうと思っていたのに。
急に。
陰陽でいえば「陰」の部分。
ネガティブな感情や苦手なこと、いやなこと。
それもあるのが人間だし、それも自分。
でも、
それすらも統合されていくんだなと思いました。
生きているとそんな時が来るんだなと。
UnsplashのNipun Haldarが撮影した写真