旅する絵本と、旅する。
千葉のドンハマさんから福岡の私のもとへ一冊の絵本が届いた。
これはドンハマさんがやっている絵本未来ラボの活動、「旅する絵本」の一冊だ。
「旅する絵本」についてはこちら
ワクワクして包みを開けると、C・V・オールズバーグの『まさ夢いちじく』が出てきた。
さっそく読んでみる。独特のパステル画がじつに美しい。絵本の体裁をとっていながら内容は滋味にあふれ、辛辣でさえある。大人のための物語だ、というところだけれど、僕はこの本を10代から20代の若者たちに読んでほしい。
これからの時代を生きるヒントになるだろうし、年を取ってからも読み返して、一生付き合っていける絵本だと思う。少なくとも僕はもっとおじさんになってからまた読み返したい。
ちょっとあらすじを紹介(読みたくない人はとばしてネ)
犬を飼っている歯医者のもとに、ある日一人の老婆がやってくる。治療してやると老婆は、お金はないがいちじくはあると言って、まさ夢いちじくを2個置いていく。
そしてそのいちじくを食べた歯医者が翌朝起きて街へ出ると、昨晩夢で見たことが実際に起きている。
これに仰天して味を占めた歯医者は、残る一つのいちじくを食べる前に、大金持ちになる夢を見られるようにイメトレをし、とうとうある晩億万長者になった夢を見られるようになるが……
さて、皆さんだったらどんな夢を見るだろうか。
僕は一つ目は世界中の美女とひたすらイチャイチャする夢を見られるようにガンバルだろう。
二つ目は、優しい奥さんと旅する古本屋兼カフェを経営する夢をみたいな。
僕とは違って人格者の皆さんは、ぜひコロナの終息した夢や、世界が平和になった夢を見てください。お願えしますだ。
僕はこれからこの絵本と一緒に旅に出ます。
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