おかわりくん

読書中 フォークナー 『八月の光』

おかわりくん

読書中 フォークナー 『八月の光』

最近の記事

夢の話 5

20240108 またもやオフィスワークの夢。 そして同僚はみなオジサン。 しまいには姿も声も武田鉄矢な上司と話をした。 武田鉄矢は無表情で何ごとかつぶやくと去って行った。 その背中に贈る言葉はなく、目が覚めた。

    • 夢の記録

      2024/1/2の夢 こんな夢を見ていた。 私は魔法使いになろうとしていた。 誰か先生みたいな人がいて、なにやら助言をくれている脇で、私はうんうん唸って魔法を使う練習をしている。 服は赤い線や模様の入った黒マントをすっぽりとかぶっていた。

      • 2024年の初夢

        こんな夢をみた。 好きなyoutuberのライブ配信を見ていたと思ったら、オフィスのようなところにいる。 なんとそのyoutuberが、会社の同僚になっている。 誰か仕事を辞める人がいるようで、オフィスの人たちは騒いでいる。「〇〇、辞めてしまうのか!」となぜか悔しそうに涙を浮かべて叫んでいる人がいる。 私はなんでこんなに大騒ぎしているのだろうと、困惑していた。

        • 夢の話

          2023年12月下旬 こんな夢をみた。 SNSで面白い動画を投稿している若者と知り合い、彼のところに遊びに行った。 彼は目が細く、小柄で、逆三角形の顔つきで肌は白くツルリとしていた。 はじめは彼と彼の友人たちとビデオゲームをして遊んでいたのだが、いつしか大きなタイル張りの浴場のようなところで、彼のつくった動画を鑑賞していた。 浴場といっても湯船はなく、一方の壁面が横長の段々になっていて、みんなそこに腰掛けていた。反対側の壁はスクリーンになっていて映像が映せた。 女の子もい

          2023/12/30の夢。 就職の面接のようなものを受けている。正面には背広を着たおじさんたちが何人か座っている。 私の両横にはスーツ姿の女の子たちが座っている。 最後に何故か私はひらけたところにいて、腕にアタッチメントを装着し、ウルトラマンに変身した。

          2023/12/30の夢。 就職の面接のようなものを受けている。正面には背広を着たおじさんたちが何人か座っている。 私の両横にはスーツ姿の女の子たちが座っている。 最後に何故か私はひらけたところにいて、腕にアタッチメントを装着し、ウルトラマンに変身した。

          Woman in gray

          F. A. に 彼女はいつも灰色の服を着ていた。目鼻立ちの整った女だった。 そして決して私の方を見ようとはしなかった。

          嘔吐2021

          2021年の4月半ばごろ、私は隣の市からある街に引っ越してきた。コーヒーが好きなので、近所にコーヒー屋はないかと探したところ、歩いて20分くらいのところに自家焙煎した豆を売りながら喫茶コーナーもあるコーヒー屋を発見した。それが4月の末頃だった。それからしばらく生活を整えるための期間があって、次にそのコーヒー屋を訪問したのは5月の中旬ごろだったかと思う。それから6月、7月とほぼ毎日のように私はそのコーヒー屋に通ってしまった。理由はよくわからない。とうとう8月の頭にちょっとしたト

          Cielita Linda

          “Ay, ay, ay, ay, canta y no llores…” En un lago avanzaba un barquito cargado de una máquina de discos hacia la orilla del otro lado. Ahí vivía un viejo solitario amargado de la inexorabilidad de la vida. Su casa era muy pequeña y cuadrada.

          メキシコでチワワを救助した話

          ある日曜日、特にすることもなく家にばかりいて鬱屈としてしまった僕は、コロナの緊急事態で遠くに外出するのも憚られることだし、近所のバーガーチェーンまで歩いてみることにした。 特におなかがすいていたわけではなかったので、バーガーチェーンではヨーグルトとホットコーヒーを注文することにした。店員の女の子はちょっと妙な目をしたがすぐに無料のスマイルを送ってくれた。席についてヨーグルトを食べ、村上春樹の『UFOが釧路に降りる』という短編を読んだ。読み終えてコーヒーをすすっていると近くの

          メキシコでチワワを救助した話

          ガ○トでレアチーズケーキを食べる男

          昼下がりのファミレスに男が一人、ドリンクバーの冷めたコーヒーを飲みながらノートパソコンを開いて何か作業している。一見すると男は風格もあり仕事が出来そうで、さるIT関係の経営者か、とも見えなくもないが、実際のところはいつまでも就職できないでいる三十路前のニートフリーターである。 その男を少し気にしつつも警戒しているのはアルバイトの女子高生ウェイターである。18歳にしてはやや大柄で大学生にも見えなくもない彼女は、かつて男に声をかけられたことがあるからだ。男にしてみれば特に下心が

          ガ○トでレアチーズケーキを食べる男

          或る自称文学者の一日

          昨日、無事に『銀河鉄道の夜』の朗読を完了して、第3次空間に戻ってくることが出来ました。 あまりにも天気が良かったので、外に出ずにはいられず、お散歩に出かけることにしました。近所をぶらぶら自転車で流していたら満開の桜が次々と目に飛び込んできて撮影会が始まりました。川べりの公園の入り口に自転車を止めて、川べりを歩いていきました。 途中でおなかがすいたので「はる」という、僕と同じ名前の焼き鳥屋に入り、日替わり定食を食べました。焼き鳥はちっとも出てこず、焼き魚と、お刺身の定食でした

          或る自称文学者の一日

          村上春樹の短編『沈黙』の語りの構造について語るときに僕の語ること。

          先日、村上春樹氏の短編『沈黙』を読む読書会に参加したのだが、その際に解釈をめぐってちょっとした争いが生じた。どうも文学者の出番のような気がするので、自称文学者の僕としてはちょっとおせっかいをしてみようかなと思う。 どうも両派閥の争いの原因は、作品の主要人物である「大沢さん」の言っていることをどうとらえるか、というあたりにあるようなのだけれど、作品の語りの構造を冷静に分析してみると解釈に差が生じることに多少は納得がいくんじゃないかなあ、とおもうのです。 まあ、簡単に言ってし

          村上春樹の短編『沈黙』の語りの構造について語るときに僕の語ること。

          +11

          Peatix朗読or読書会用画像集

          Peatix朗読or読書会用画像集

          +11

          村上春樹『レーダーホーゼン』と『一人称単数』の読書会に寄せて

          オンラインで村上春樹の上記二つの短編を読む読書会に参加することにしたのだが、どうも別の予定が入りそうで出席できなさそうなので読んで考えたことをここに書いておこうと思います。 『一人称単数』についての問い ・なぜ男はBARで見知らぬ女からなじられたのか?についてこの問いに対する自分なりの解答は3つある。 ・一つ目 ただ単に女がなじりたい気分だったから 外出自粛などが続いてストレスが溜まっていたのかもしれない。まあよくあることだよね。 ・二つ目 「私」があまりにもイイ男だっ

          村上春樹『レーダーホーゼン』と『一人称単数』の読書会に寄せて

          たまごやきについて語るときに僕の語ること

          今日は、僕が日ごろわりとよく作るたまご焼きの作り方を説明してみようと思います。それはおそらく大方の人にとってどうということはないたまご焼きだと思います。なぜこれをするかというと、たまご焼きの作り方の説明をとおして僕という人間が分かるだろうからです。村上春樹さんは「自分を紹介しようと思ったら、カキフライについて語る」というようなことを言っています。要するにそういうことなのです。そしてこれを読んでいいなと思ったあなたは、僕とお付き合いしてみてはいかがでしょうか。 たまご焼きの材

          たまごやきについて語るときに僕の語ること

          ホセ=エミリオ=パチェーコの短編『砂漠の戦い』について語るときに僕の語ること。

          メキシコの現代文学のなかで好きな短編を選べと言われたら、僕はおそらくパチェーコの『砂漠の戦い』を選ぶだろう。そのくらいこの作品には愛着がある。いつか読書会でもやってみたいと思うのだが、残念ながら翻訳があることはあるのだけど手に入りにくい。 僕はこの作品を、翻訳でも読んだし、スペイン語でも読んだ。そして文章のカッコよさにしびれた。パチェーコは本当に文章が上手い。そしてかっこいい。キュウっと胸が締め付けられるようなはかなさを漂わせながらもドロドロせず、さわやかな風が吹いているよ

          ホセ=エミリオ=パチェーコの短編『砂漠の戦い』について語るときに僕の語ること。