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小児がん闘病①〜「今ならまだ助かる」


東京で再び生検をして、ようやく悪性リンパ腫と診断されました。
首の腫れは、そのときすでに新生児の頭くらいの大きさになっていました。


主治医はK先生。
「今ならまだ助かる」と母に言ってくれたそうです。


小児科のない病院だったので、入院は頭頸科。その名のとおり、頭と首の病気専門です。
病棟はもちろん大人ばかり。引っ込み思案だった私はずっと母の後ろにくっついていました。


子供だからと特別に自分用のテレビを持つことを許可してくれました。(他の患者さんは、談話室のテレビだけ!)
父が急ぎ買ってきてくれた小さなピンクのテレビ。それで見るアニメが私の楽しみになりました。


入院初日のお夕飯はまさかのカップ麺。
なぜリクエストしたのか全く記憶にない!!けれど、インスタントラーメンの味にホッとしたのを覚えています。

それにしてもジャンクフードのリクエストに応えてくれた親、あっぱれ!この大らかさが私を救ってくれたんだと思う。

ああ「激メン」

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